千穐楽おめでとうございます拍手拍手拍手

公演折り返すくらいまで「私は行かない~~」って言ってたんですが、
行っちゃいました照れ
6/4 マチネ
いく予定なかったので当日券です。
のんびり販売時間に到着。
まあ、なんとかなるだろーって思っていたら2人前の方で終了チュー
立ち見券となってしまいましたアセアセ
まったく前情報を持っていなかった私、またしても、なんとかなるだろーって思っていたのですが…
おぉぅ…ガーン  てっきり2時間くらいだと思っていたよ……
結論としては
おばちゃんには   しんどい of しんどい!!
でした笑い泣き
闇の中で靴を脱いでいたが、私だけではなかったことをお伝えしたい(笑)


まずは再演が発表になった時。
昔、ブームに乗って読もうとした『ノルウェイの森』で挫折して、すっかり読まず嫌いになった村上春樹氏。
「原作読んでなくても(←読む気無し)理解できる?」
と観劇仲間に聞いたところ、
「読んでもたぶん、分からないから大丈夫」
と返事をもらい、行く気が減退(笑)
そのままスルーしてきたのですが、録画だけはしていた事前番組を何故か数日前に再生。
美しいセット(これは知ってはいたのですが)、複雑なストーリーを蜷川氏が分かりやすく可視化。セットは"まるでページを捲るような"イメージで。とのガイド。
この"まるでページを捲るような"ってワードがすごく刺さって、観に行こう!となりました。
あれ?番組の思うつぼ??!


原作を読まないままで観劇した私の感想を。
芸術作品に対する敗北者の感想なんで、ちゃんとした感想は他をあたってくださいませニヤリ
あ、読んでも怒らないでね?(笑)


観劇後のワタクシの感想は
「なんだかよくわからん!!!」
「いろいろ回収されなくてモヤっとする!!」
です台風

これを呟いたら
「全部分からなくていいんだよ!全部分からない方が物事面白いって話です」
「佐伯さんも『結論がないのが自然に思える』って言ってますしね!」
と教えてもらいました。
うん。確かに、そんな台詞あった。
ハルキストはこれを楽しめるのね…すごいわびっくり
想像の余地がたっぷりある。
たっぷりすぎる。
読み手によって、いろんな解釈あるだろうから、ファンが集まれば語り合いになるんだろうな~。
私は単純だから、結論欲しいし、伏線は回収して欲しい!!!(笑)

主軸はカフカ少年とナカタさんの二人。
平行して二人の物語が進んで行くのですが…
交差するのかと思いきや…しないんかいっびっくり
ほんのちょっと、重なる?ってくらいの関係性。しかも直接の繋がりはない。
ある意味、これがこの世の中の当たり前な事なんですけど。
時間や空間も今一つ捕らえきれないかんじ。
カフカが「タフな15歳になる」って言ってたかと思えば、戦中の話が出てきて、私は「???」後にナカタさんの話に繋がると分かりましたが。なんか散文的に物語が進む。
テレビのチャンネルを替えるみたいに、各場面をチラ見してるみたいだなぁ、と思いました。
そして、不思議な人物達。
ジョニー・ウォーカーとかカーネル・サンダースとか。
猫と話せるナカタさん。猫に"影が半分しかない"と教えられ、"入り口の石"を探しに行った先で図書館館長の佐伯さんに会い、佐伯さんも"影が半分"であると伝える。
ナカタさんは死んじゃうし、佐伯さんは入り口の石の先?にある森に。
この世に有るようで無い存在だったのかな?

なんていうか……私の理解力の無さが原因なのか、物語が難解だからか。
ほんと、わけわからんのですよえーん

ナカタさんはなんで死んじゃうの?!
カフカの血だらけの服は??←ジョニー・ウォーカーを刺したナカタさんは血に染まらなかったことと関係あるの??
カフカの父も刺されて死んだ←ジョニー・ウォーカーと関係あるの???
何故、バスで一緒になっただけのカフカをサクラは助けるの??←もしかして生き別れの姉だったりする??
なんでイワシが降ってくるの??←ハリケーンとか高潮で実際に道路とかに大量に降り注ぐ事はあるらしいけどね(笑)
ってか、ポン引きなカーネル・サンダース、なんなのさ?!
カフカが、カラスが囁く「タフな15歳」って何だろう…自分を捨てた母を許し、世の中から逃げるのをやめること、かなぁ?
ついでに、けっこう難しい言葉が出てくるよ!無教養には辛いよチュー

教えて!トライさん!!!

総てに"答え"らしき物がないのですよね。
それがこのお話のテーマ?
『結論がないことが自然』
現実世界では、人や物事に対して、ほんの少しの接点があるだけで、総ての本質を知る事などほぼ無い。
カフカとナカタさんの人生の一部を覗き見ただけのお話、とも取れるのかしらね。

内容はともかく?!次々と変わる場面展開、アクリルボックスのセットのおかげでとても分かり易かったニコニコ
森のシーンが印象的だったな。
複雑に移動する森のアクリルボックスの間をぬって走るカフカと佐伯さん。
深い森の中がすごく表現されてる!!
アクリルボックスの中での演技は絵本の挿し絵の様でもあり、星の数ほどいる人々のある1人のある瞬間を俯瞰で見る様なかんじでした。


ラスト公演、と謳っているカフカ。
わからんなりにも観に行ってよかった、かな?(笑)

お友達が後で原作を貸してくれると言ってくれましたが、読みきれる自信がないチュー