東京芸術劇場で上演されている「人間風車」に行って参りました!


お花がたくさんあったのでパチリスマホ

約2時間半の休憩なし。
トイレ大丈夫かな?って不安だったのですが、あっっという間でした。

感想を一言でいうなら

『怖い』

もやっとするとか、どよ~んとなるとか、心臓がぎゅっとなるとかじゃなく。
目が離せない。心臓がバクバクする。
終わったあと、おもわず深く息を吐いた。
これ、私、マチソワできないわ~って思った。
しばらく心拍数上がってたからね ・・・。

そして、若干放心だった私は、劇場に忘れ物をしてきたのでございます……(笑)
あぁぁ、後日取りに行かなきゃおばけ。


とにかく成河さんが凄かった!
そして、加藤諒さんが不気味だった!!
あと、Gが怖くて小者な役の良知さん。
現実世界も童話世界もクズ男役だった矢崎さん。
一見、明るい女性のようで、実はつらい日々を送る役のミムラさん素敵でした。


舞台は平川の童話の世界と現実を行き来する。
セットも合わせてくるくる回転。
公園、平川の家、童話の世界。

売れない童話作家の平川(成河さん)。ヘンテコで最後は現実的な教訓めいたもので締める童話を公園で子供達に披露している。
公園に物語を聞きに現れるサム(加藤さん)は見た目は大人だが、物語の主人公になりきって行動する小さな子供のよう。

平川は、学生時代の友人でTVプロデューサーの小杉(矢崎さん)にお金を借りるために訪れた撮影現場で、仕事に恵まれない女優のアキラ(ミムラさん)と出会って恋仲に。
これが良い作用となって、今まで作っていた童話とは異なる「傑作」ができあがり、童話のコンテストにエントリーすることにする。

今まで自作童話にヘンテコなタイトル(プロレスラーの通り名?)を付けるセンスを、友人で売れてる童話作家の国尾(良知さん)にダメ出しされていたので、作った物語を読んで、物語にふさわしいタイトルを付けて欲しい、と、原稿を国尾に預ける。
ここから悲劇がはじまる。

アキラを自宅に招いての食事の席で、面白い話として話したサムの話に突然アキラが怒り出す。アキラはサムが弟であり、「子供のような大人」になった原因は自分にあることを語り、サムに悪影響を与える、自分達を笑い者にした平川とは二度と会いたくない言われる。
賞に応募した物語が選外に。理由は国尾名義で出版されていたため、盗作として選考から降ろされた。盗作者の平川に次回はない事を告げられる。
自宅の出来事を小杉に盗撮される。事の流れを予想していて「面白いモノ」が撮れるから、と。

なぜ自分がこんな目に合うのか。憎悪に心を焼かれているところにサムが現れる。

新しい物語を聞かせてやるよ。怒りに任せ、聞きたくないと拒むサムに語り聞かせるのは自分を貶めた人達に与える残酷な物語。
そして、この物語を再現した殺戮がはじまる…

ぎゃぁーーー がーんビックリビックリビックリ

この、サムに殺戮物語(←言い方…)を語るシーンの成河さんの鬼気迫る演技に圧倒されました。
そして、それをのたうちながら拒否し、最後には狂気に染まっていくサムを演じる加藤さんにも。

殺人犯はサムなんだけど、計画?したのは平川なんですよね。
口で言っただけ。
でも、半ばそれが実際に起こる事は予想してたんじゃないのかな。
現実となって怖くなり、でもサムを止める事ができない。
だから、新しい物語を作って上書きする。
その新しい物語は、ちょっとホロッとするようなストーリー。
良い方向に向かうのね、と、思わせておいてのあの結末……そりゃないでしょ… 泣き1


前半がファンタジーとコメディなかんじなので、この後半からの怒涛の展開の威力は凄まじい。

そうそう。サムがアキラの弟であるとか、なぜサムは子供のようなのか、とか。そのほかもそうなんですが、細かく説明はしないんです。観客がそれを想像して受け取る。といっても、台詞や演出で大体同じものが想像できるようになってますよね ニコ


面白かったけど、どっと疲れた舞台でした。

ちなみに、この日は収録日。
既に観劇したお友達にその話をしたら
「アレを映像として残すの?」
過去のも映像化されてるようですよ?(笑)
ま、言いたい気持ちはなんとなく分かる ・・・。
気の弱い方はやめといた方がいい気はするけど、これは生で味わうべきだと思います。
私はDVDは…予約はしてこなかった じぃ~
買って上演会しても、誰も一緒に観てくれなそうな予感(笑)
(あらすじ話したら家族には既に断られたし涙)
何時でも買えそうだしね。

東京公演はあと数回で終わりですね。演者さんは怪我なく走り抜けて下さい!
観客は幕前の水分補給は控え目で挑んで下さいませ♪


追記。
私がいちばんビビったのは「銃声」(笑)
あからさまにびくっってなりました 笑
大きな音、要注意です!!