さて、今日は品質・安全について。
数年前に大々的にささみからサルモネラ菌検出という事件が起きてニュースになりましたが、
完全なる素人がドッグフードを扱っていることもこの業界ではまだ普通であることも事実あります。
何をもって100%安心ですといいきれるのか・・?
事件を引き起こしてしまったそもそもの原因は法律です
規制がかなり緩いこともあって極端なことを言えば食品衛生に疎い人でもお金儲け
しようとしたらいくらでも参入できる業界...といってもいいくらいです
(もちろん、そう簡単には経営が成り立つわけではありませんが・・)
ただし、製造等に関しては地方農政局等へ届け出が必要でして、
より管理が厳しくなっているということもあります。
(行政は食品じゃないから結構問い合わせに関してはたらいまわしになる印象ありますが...)
事故を起こしたらどこの業者がどこで何を製造して販売しているのか、
などなどの履歴を追うことができるようにはなっています。一応・・・
なお、おおよそはある程度のロット数で製造している会社に対し製造依頼をし(OEM)、
規格通りのフードを作ってもらっている状態です。
ちなみにペットフードは未だ雑貨扱いです。
ペットフードも食品と同じ扱いで、
安全を加味してHACCPを取り入れて製造したらいいのに・・・と思ってしまう。
(※HACCPとは・・→コチラ)
安全を貫く、という方であれば(考えを貫くともいいますが)であれば、
大変ですが手作りという概念ももちろんあります。
ささみ事件で話題になったサルモネラの場合は75℃1分以上の加熱がポイントですので、
その点をきちんと理解して取り扱いましょう
(中心温度75℃1分以上の加熱であれば、大抵の食中毒菌は死んじゃいます)