こんにちは
梅雨って・・明けたのかしら。。。。
明ける気配ですよね
いよいよ夏、到来ですね
さて、人間界の臨床の現場で修行するようになって、nutsもかかっていた腎臓病の奥の深さについて日々学んでいます
恥ずかしながら栄養士でありながらも腎臓病は学生時代学んだとはいえ、
以降社会人になって必要な現場でない限りは深い知識を学ぶことなく過ごしてきました。
ただnutsはもちろん、ご依頼いただく飼い主さまのわんこが老犬が多いこと、
かつ腎臓病を発症してしまっていることからその関心が高まって今に至ります。
今の私は人間界の腎臓病を学んで、ペット界に応用を利かせる感じです
で、そんな腎臓病。
人間界では糖尿病性腎症が多かったりするのですが、生活習慣病由来のものだったりします。
糖尿病を発症してから腎臓病に移行しちゃうものだから
血糖のコントロールが悪いと(よほどでないとそうはなっていきませんが)腎臓病を発症してしまうのですが、
わんこたちに関して、糖尿病性腎症を発症することって・・あるんですね
・・あるか、そりゃあるな
でも動物病院で「あなたのわんこは糖尿病性腎症ですね」なんて多分いわれず、
「腎臓病です」と大きく言われることがあると思います。
急性腎盂炎とかでも腎臓病ですし、腎臓ガンだって腎臓病ですから。総称ですよね
糖尿になる=食事等の摂りすぎで膵臓から出るインスリンというホルモンがうまく作用しなくなってしまうのですが、
例えば慢性的におやつのあげすぎだったりすると、血液中の糖分がいつでもあがりっぱなしで、
要は血液が砂糖水状態で全身回っている状態になるわけです
そうなると、腎臓は頑張って砂糖水を水に変えようとろ過する(糸球体というところで行います)
ものの、だんだんと機能が弱くなってきてしまって、腎臓が悪化する。
頑張ってろ過するにも血液を送りだそうと心臓も頑張りますから、結果高血圧も併発する
・・簡単にはそんな仕組みということです。
で、糖尿病性腎症かどうかって、わんこが例えば太っていたり、
糖尿病治療を受けていたらそうなる確率って高いわけなので、
本当に日頃の健康コントロールが大切になってきます。
市販フードをあげていての糖尿病性腎症になるかって、
ごはんをあげている量によってはなってしまうこともあるとは思うものの、
市販フード=総合栄養食なので、基本栄養バランスのコントロールはしっかりされているわけです。
となると、市販フードを食べながら腎臓が悪くなるということは、老化要因はあるとは思うものの、
他も・・きっとあるんでしょうね。それは個体差であるのでなんともいえませんが・・
ということで、今日はちょっと難しい話でしたが、きっと私のように腎臓病について種類があるってことをあまりよくわからずに
「腎臓病なんだ」とざっくり受け止めてしまっている飼い主さま向けに、腎臓病にも種類があって日頃の管理で将来が変わってくるの、というのを知ってほしくて書いてみました
10年近く前のnutsです
毛がツヤツヤしてる