相変わらずだが、何か本や映画を見た端からすぐに忘却の彼方となり。

およそ2年ぶりとなるが、ブログで感想をメモしてみよう。

 

「運動靴と赤い金魚」

1997年 イラン映画。

 

イラン映画はもちろん、イスラム圏の映画は初めて。

イスラム圏についてなんだかんだ大して知識はなく。

争いが絶えず、宗教上の縛りが面倒くさそう、程度のものである。

 

まず貧しい主人公の子が住む町並みが、いかにも貧しそう。

イランの町並み、服装、暮らしぶりがもう新鮮である。

でも父親が仕事を求めて行く、都会の街は欧米と変わらない、むしろハイソな高級住宅地。

圧倒的な貧富の差。格差社会が伺える。

主人公の妹が、午前に学校に行き、午後に少年が入れ替わりで学校に行くという男女が分けられた社会に驚き。(運動靴を共有するのだ)

 

う~ん、これは名作ドラマ、「北の国から」のイラン版ですよね。

純と蛍の運動靴エピソードを思い出す。

貧しい家の子供が、運動靴程度で苦労するのは世界共通だなあ。

(ちょっとアレな)父親、兄、妹、と登場人物も共通してるし。

貧しさが切ないのはどこも一緒だなあ。

 

ラストシーン、この映画は「運動靴と赤い金魚」というタイトル以外無いな、と膝を打つ印象的な終わり方ですね。

 

イランでは映画をつくるのにもかなり制限がありそうである。

男女の機微、恋愛なんかは難しそう。

普段観ない欧米以外の映画は、お国柄を知る手がかりとなり、興味深いものですね。