大変今さらで恐縮ながら、「ピンクフラミンゴ」を観ました。

1972年の映画で、僕が10代の頃より、雑誌「宝島」などで何度も紹介されていて、エログロ悪趣味のクラシック、カルト中のカルト映画という触れ込みでしたが今回初めて観ました。


カルト映画と言ってもカオスで難解ではなく、思ったよりコメディ方向に振られていて大変観やすいです。

心配していたグロも、◯の◯◯◯を食べちゃうのがマックスくらいで、観終わって嫌~な気持ちにはならず、むしろパンクでアナーキーなバカ映画としてカラッとした爽快感すらあります。音楽もカッコいいです。

マツコデラックスを見慣れた現在、ディバインさんもキュートですらあります。


もちろん人によりますし観た時の年齢にもよりましょう。確かにローティーンには早過ぎるでしょうが高校生くらいで観たかったです。うーんでも純情な田舎の高校生だった僕にはまだちょっと早いかな~

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Especiaがこの3月で解散してしまい大変悲しい。

326日の新宿BLAZEでの解散ライブもいそいそと観に行った。第2章が始まってからわずか1年後の解散だが、聞けばセールス・動員の苦戦による志半ばでの解散、ということで、実に世知辛い話だ。


2章のアーティスト路線も全然悪くなかったのだが、脇田もなりという、ずば抜けて特徴的で魅力的な声で、アイドル性も抜群なボーカリストが抜けて、第1章に比べ地味といえば地味に見えてしまったか。

また、アイドルに全曲英語詞というのもちょっと斜め上の次元に飛ばし過ぎだったか。


2010年頃現れたdorianというアーティストがいて、そのシティポップ、フュージョンを内包したアーバンな80'Sリバイバルサウンドが大好きだったのだが、ある時YouTubeを見ていてdorianのようなことをやっているアイドルグループがいる!と衝撃を受け、一発で大ファンになってしまった。


ヴェイパーウェーブという言葉を知ったのもEspeciaからである。80年代の大衆的、商業的な表現が、一回りして現代ではその意味あいを失い、何とも懐かしくも新鮮、正体不明の胡散くささが魅力的で、80年代っ子の私は魂を揺さぶられた。


このEspeciaが日本では一番ヴェイパーウェーブをわかりやすく体現していたように思う。 (vaporwaveは世界的なムーブメントなのだ) 

アートワークのセンスの良さ、ジャケットやミュージックビデオもあやしげなvaporwave感で統一され、メンバーのアイドル性とのミスマッチが面白かった。


Especiaといえば、なんといってもHI-FI CITYによる楽曲の良さである。私が今最も好きなトラックメイカーで、神曲を連発しているHI-FI CITYは、Schtein&Longerこと横山佑輝氏とpellycolo氏を中心としたユニットだが、とにかく情報がネット上にも非常に少ない。


横山氏は、ブラックミュージック、ジャズ・フュージョンを得意とし、アレンジ・音色のセンスが最高に私のツボである。

ジョーイ目黒だのpapicoだの、テキトーな変名でアイドルに曲を書いたりしているので油断ならない。

pellycolo氏も大変なアナログシンセの使い手で、これまたツボをグイグイ突く曲を作っている。


もちろん、曲を気に入って聴いているうちに頑張ってるアイドル本人達にも感情移入してくるのは言うまでもない。


Especiaを聴いて以来、シティポップやフュージョンの大マイブームが来て、ベタに角松敏生やら杏里、カシオペア、スクエアなどをよく聴いている昨今である。


HI-FI CITYの曲を安定して聴ける場がEspeciaだったので今回の解散は返す返すも非常に残念だ。もう少し世に知られる機会は作れなかったものか。

現在サチモスが大流行りしており、シティポップが今キテる、みたいな風潮はしばらく続くはずなので、HI-FI CITYのアーバンな曲はかなり需要はあるはずだ。今後も注目していきたい。

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電気グルーヴのTROPICAL LOVE TOUR、
3月25日Zepp Tokyoに行ってきた。

出たばかりのニューアルバム、TROPICAL LOVEの曲もかっこいいのだが、やはり昔からの曲が盛り上がる。

個人的に「新幹線」がライブ中一番の盛り上がり。
クラフトワークにおける「ヨーロッパ特急」に負けぬキラーチューンぶりだ。
あと、意外な曲、曲名は忘れてたけど「KARATEKA」に入ってた、「March」。「N.O.」を上回る電気史上屈指のらしからぬおセンチ歌詞曲だ。何しろ
「いい事しか残らないよ 思い出なんて
悪いことはみんな忘れちゃうもの」ときた。

そしてアンコール最後は30年前の曲、まさかの前身バンド人生の「恐怖カメレオン人間」だ。
近年のニューオーダーがジョイディビジョンの曲を演るようなものか。
思えば高校生のころ買った人生のEP、「LOVE」だったか、に入ってたこのカメレオン人間が彼らとの出会いであった。ナゴムレコードですよ。「LOVE」の30年後の新作が「TROPICAL LOVE」なんですね。

相変わらずMCでの卓球氏のムダ話の天才ぶり、オードリーやナイツなど芸人諸氏にもリスペクトされる特異な言語感覚、その卓球脳の冴えぶりは本当に類い稀でこんな人は他に見た事がない。何を言ってたかは何一つ覚えていないが。
その卓球氏に唯一対応出来る恐るべき器用な男が、ピエール瀧氏である。先日テレビで「アナ雪」をやっていて観たが、その堂々たる声優っぷりに改めて感心した次第である。

日本のエレクトロミュージックのトップといえば電気グルーヴ、なのに異論はなく、最新曲「人間大統領」に始まり、30年前の曲「恐怖カメレオン人間」に終わるという素晴らしいライブであった。(曲名が異常ですね)