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「〇〇フリー」って言うけれど…

アメリカの栄養表記である、

「Nutrition Facts」の書き方や書式は

FDAという連邦政府機関が管轄しています。

 

シュガーフリー

カロリーフリー

Fat free

 

というような「〇〇フリー」という

表記をする場合の基準があります。

 


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例えば、1サービングに付き、

0.46gや0.35gであれば、

 

「0グラム」表記や「〇〇フリー」と

 

食品製造会社はパッケージに

表示することが出来るのです。

 

アメリカ合衆国ではトランス脂肪酸の使用が

2020年より禁止されています。

 

残念ながら、たくさんの製品に微量だけど

トランス脂肪酸が使われていることがあります。

 

一般的に、トランス脂肪酸が

含まれていることがると言われている食品は、

 

マーガリン、食用調合油等、ショートニング、

焼き菓子類、スナック菓子、菓子パン類、

クリーム類と言われています。

 

⚠ 傾向であり、製品によって異なります。




👩‍⚕️ というわけで、

ラベルをチェックしてみます。


アメリカの食品ラベルの読み方の

コツをお伝えしますね。

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👩‍⚕️ 今回は、コーヒークリーマーのラベルを

一緒に見ていきましょう。

 

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①サービングサイズを見る。(1回あたりの使用量)

 

▶  1tsp (2g)、小さじ1杯、約2g。

「tsp」はtea spoonのことです。

 

②食べたい分量と比べる。1個とか、1袋とか。

 

▶ このボトル1本分には、

小さじ227杯分入っています。

227倍の栄養素ってこと。

 

③『%Daily Value』を見る

 

🍀 Total fat(総脂肪)は1%と低い。

🍀 Saturated fat(飽和脂肪酸)は3%と低い

表記されている以下の栄養素は0gです。


 

④ Ingredients (原材料) を見てみます。

🍀主原料は1番最初の物で、

Corn syrup solids(コーンシロップ、またの名を異性化糖)。

 

🍀2番めに多く含まれている原材料は、Vegetable oil (Hydrogenated coconut and/or palm kernel)という植物油。かっこの中のココナッツオイルもしくはパーム油はトランス脂肪酸です。

 

🍀食品添加物が含まれている。

 

🍀アレルゲン表示に、乳製品由来の成分が含まれていると表記されている。

 

このコーヒークリーマーは、

低脂肪、シュガーフリー、

ソーディウムフリーです。

 

だけど、

 

主原料はコーンシロップです。

1回あたりの使用量である小さじ1杯分に

トランス脂肪酸が0.5g以下含まれています。

 


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臨床経験や実生活の経験で、コーヒークリーマーを小さじ1杯分入れている人はほとんど見かけたことがありません。

 

ドボドボとか

大きなスプーンで山盛り4杯ぐらい

 

入れているのを見かけることがあります。

 

例えば1サービングにつき「0.45g」と栄養表記されていれば、だいたいの量が分かります。

 

しかし、0g表記なので実際に身体の中に食されるトランス脂肪酸の量は分かりません。

 

そして、正確な表記をすると、トランス脂肪酸使用禁止の法律違反になる。

 

微量のトランス脂肪酸が含まれているかどうかを見抜くには、原材料名の確認が必須となるのです。


 

 

 

使う時のコツ

 

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🍀まずは知ることが大切です。

 

使っているコーヒークリーマーの原材料を見てください。

 

油脂の原材料で、

 

「Partially hydrogenated」や

「Hydrogenated」

 

という原材料名があれば、

それはトランス脂肪酸です。

 

Nutrition Factsでは0g表記になっているかもしれませんが、その製品の1サービングにつき、0.5g以下含まれています。

 

⚠ 1サービングは、1袋だったり、大さじ1杯だったり、小さじ1杯だったりと、その製品によって異なります。


 

🍀 自分がどれだけいつも使っているのかを測ってみましょう。

 

お皿などに自分がいつも使う分量を出してみてください。

 

そして、自分の親指と比較してみてください。

👍親指1つ分は約大さじ1杯分。

👍親指の先から第一位関節部分までが約小さじ1杯分です。

 

 

🍀 トランス脂肪酸が含まれていないコーヒークリーマーに買い替える。

 

これは、製品のリサーチが必要になります。

 

この写真のように、トランス脂肪酸が含まれていないコーヒークリーマーはお店やオンラインでも見つかります。

 

 



 

これが面倒だという場合は、買うお店を変えてしまうという方法もあります。

 

お店のホームページで簡単に調べることが出来ます。

 

会社概要である、「About」とか

「Who we are」というページで、

「Quality standard」という箇所で

明記されていることがほとんどです。


 

こちらのブログ記事 も参考にしてください。

 

 

 

 

私が住んでいるエリアで人気のある、

Trader Joe's とWhole Foods Marketを

例として、載せておきたいと思います。

 

Trader Joe’s quality standard

https://www.traderjoes.com/home/FAQ/product-faqs

 

https://www.traderjoes.com/home/contact-us/potential-vendor-requirement

 

 

Whole Foods Market Quality Standard

https://www.wholefoodsmarket.com/quality-standards/food-ingredient-standards


 

ちなみに、トランス脂肪酸やその他の避けたい原材料の取り扱いについて明記されていない場合は、そのお店でそういった製品を販売することがあると捉えることが出来ます。

 



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食生活を見直す時に自分に問いかけたいこと。

美味しいから

安いから

だけじゃなくて

 

また、

 

欲を必要以上に刺激されて

感情をハイジャックされて

世の仕組みに流されて買うんじゃなくて

 

自分の食生活の軸に合うものを自ら選んで買っていくことって大切です。

 

また、食する物のベネフィットやリスクを知ることも健康について考えるときに大切だと思います。

 

💪知ることが食生活を変える行動の第一歩だと思います。

 

👍お家にあるクリーマーの食品ラベルを見てみること。

 

👍次回のお買い物の時にラベルをチェックしてみること。

 

😊こんな小さなことも大きな変化への積み重ねの1歩になるんです。

 

食品ラベルを活用して、あなたの食選びの軸に合った既製品のレパートリーを増やしていきましょう!

 

 

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