大学病院の心肺移植チームにおいて、心臓移植後の患者さんの院内栄養管理と外来相談を担当することになりました。
🔰ひたすらトレーニング中です。
これまでの慢性的に重篤な患者さんとは異なり、意思の疎通も出来るし、栄養の話も出来ます。
その点はやり甲斐を感じます。
その一方でとても気になっていることがあります。
『心臓移植』は高度専門医療です。
だからこそ、患者さんは希望を感じます。
同時に、「これで私は大丈夫」と感じているような印象を受ける患者さんも少なくありません。
でも実際は、患者さんの症例によっては、移植後の予後は誰も予測できません。
順調な場合もあるし重篤な合併症が重なることがあります。
なんだかロシアンルーレットというか、命を天秤にかけたギャンブルに感じることがよくあります。
移植後はたくさんの薬が処方されます。
それらには副作用があります。
例えば、移植した臓器が拒絶反応を起こさないように、抗免疫作用の薬が処方されます。
その副作用の一部は…
📈 血糖値の上昇
📈 食欲増進
などがあります。
子供達の授乳期間中に私も経験した、
やまない食欲
そんな状態がずーっと続きます。
薬の副作用と抑えられない食欲からの、
🍽 食べる食べる食べる
結果、体重が増えて困っている外来の患者さんが多いのです。
また、その他の副作用の例としては、血液中のミネラルバランスがくずれることがあります。
ゆえに、それによる制限食が課されることがあります。
🙅あれもこれもそれも
ダメ🚫ダメ⛔ダメ❌
その上
💉 薬が効いているかを調べるためのひたすら採血
🏥 退院後の確認の為の度重なる通院
🚗 車社会に住んでいると、運転してくれる誰かは必須です。
💊 薬代ももれなくインフレ。
そして痛感する患者さんが多いです。
健康的な食生活に必要な食費はむしろ安かったという事
電池切れのおもちゃのように、新しい電池を入れ替えてまたフツーに身体が動くということはありません。
こういった現場経験をふまえて、強く想うことがあります。
生活習慣病が進んでから何かをするのではなくて、健康の状態や未病の段階で予防をした方が簡単で幸せな人生を送れる。
だからこそ
『未病予防の為の食育を広めていきたい』
と日々思います。
ママをやって痛感するのは、ヘルシーな食卓を続けるのは難しいということ。
🗓それぞれのスケジュールがある。
❤️🔥欲がある。
😋好みも反映される。
👨👩👧👦暮らしのパターンも多種多様。
昭和や戦前の精神論でお母さんが家で3食食事をつくれ!ということを説くつもりはありません。
今生きている時代、生活している場所、自分や家族の暮らしのスタイルに合った、それでいて食生活を少しでも楽に、簡単に、でも、健康的であるコツを、私達の誰もが探っていけるはずだと思います。
肩肘張らずに、ゆる〜く
このテケトー精神28ヶ条が食生活を変えるために大切なマインドセットの準備体操に最適です。
Healthcare reform starts in the kitchen.
Prevention is cheaper than cure.
キッチンからヘルスケアの改革をはじめよう。
予防は治療より安価で効果がある。
だからこそ、防げる病気を防いで、限りある医療資源を本当に必要な人に回す為に、私はエプロンでキッチンに立ち、白衣を着て患者さんの元に向かいたいと思ってます。
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