2013年にイギリスで始まった「ドライ・ジャニュアリー」をご存じですか?
直訳すると、乾いた1月ということになる「ドライ・ジャニュアリー」とは、1月の1か月間禁酒をして、体と精神をリセットすることを目的としたムーブメントです。

お酒が引き起こす生活習慣病には、肝障害、膵炎、脂質異常症、高尿酸血症、高血圧症などがあり、お酒をよく飲む人には口腔がん、咽頭・喉頭がん、食道がん、肝臓がん、乳がんなどが発症しやすくなることがわかっています。

 

1か月の禁酒でも、このムーブメントを主催している慈善団体によると、参加者の70%が睡眠が改善したといい、86%が出費の削減、65%が全体的に健康が改善したと答えています。
また1か月の断酒は血圧やコレステロール値の低下、糖尿病リスクの低下などの効果があるという研究発表もされているので、試す価値は十分にありますよね!!

 

忘年会、新年会と12月、1月は何かと飲む機会が多い日本。ならば、ドライ・ジャニュアリーではなく、「ドライ・フェブラリー」(乾いた2月)にトライしてみませんか!!
最近ではノンアルコールビールをはじめ、ワイン、シャンパン、酎ハイなど、様々なノンアルコール商品も売られており、レストランでも提供されているので、禁酒月間と思うよりも、それらを試してみる1か月と思って楽しみましょう。

 

また、欧米のミレニアル世代を中心に数年前から広がりを見せている「ソバーキュリアス」ムーブメントが、ここ最近日本の若者を中心に広がりを見せています。「ソバーキュリアス」とは、元々は飲酒歴があるが、お酒をやめることを前向きにとらえ、健康的で有望な選択肢として、あえて飲まない、もしくは小量しか飲まないライフスタイルです。

 

そのうち、「まだお酒飲んでるの?かっこ悪い」と若者に白い目で見られて、肩身の狭い思いをすることになるかもしれませんね。
そうならないためにも、「飲まないを選ぶ月間」を設けてみてはいかがでしょうか!