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駅においてあるフリー雑誌に、「目指したいのはウェルネスな毎日」とあり思わず手に取りました。色んなところで見かけるウェルネスという言葉、なんとなく健康に関係があるということはイメージできますよね。

ウェルネスとは、良いという意味の「well」と病気を意味する「illness」が組み合わさって作られた言葉です。
「健康」の定義をより踏み込んで、もっと広範囲な視点から見た 概念です。

米国のハルバート・ダン医師が1961年に「輝くように生き生きしている状態」がウェルネスの根源であると定義し、「本人が病気であるか否かだけに注目せず、健康を手段とし、生き生きと輝く人生を目指す姿勢や志向」と提唱しました。

その後、社会情勢、時代による人々のライフスタイルと価値観の変容で、その定義の解釈も変化が生まれています。
日本では2017年に琉球大学の荒川雅志教授が「身体の健康、精神の健康、環境の健康、社会的健康を基盤にして輝く人生(QOL)をデザインしていく、自己実現」として、 健康は基盤でありウェルネスは生き方という新しいウェルネスの定義を提唱しておられます。

心身の健康を意識し、自分らしく生きるために、そして輝くためには、どうすれば良いかを考える。
そして、それを目指し、デザインし、行動していく姿勢は、病気や不調を未然に防ぐことに繋がります。

コロナ禍以降、私たち の生活が急速に変化しています。
そんな時代の波に溺れないためにも、ウェルネスの考えが軸となり支えてくれるものの一つになるのではないでしょうか! (石井 恵美)