帰りの電車を、とある駅で降りたときのこと。
少し前を歩いていた女性が引き返してきて、
ホームの柱に背預けるように立ったかと思ったら、
崩れるように座り込んでしまった。
通りすぎようとしたけど、座り込んだ瞬間が
目のはしに入り、慌てて戻って声をかけた。
返事もままならないほど、苦しい様子で、
とりあえず駅員さんを呼ばなきゃと
周りを見渡すも、同じ駅で降り立った人たちは
すでにいない。
悩んだ末、苦しむ女性を置いて、
駅員さんを呼びに駅員室に急ぎ、
駅員さんと女性のところに戻ると
別の女性が傍らに居てくれた。(知人ぽかった。)
駅員さんに抱えられるようにして立ち上がった姿に
安心したので、その場を去ったけど
そのあと、1つだけ後悔が。
周りをもっと確認して、
別の人にその人を見てもらうか
駅員さんを探してもらうべきだった。
わずか数秒とは言え、ひとりぼっちにしてしまった。
苦しい中、不安にさせてしまった。
次は同じようなとき、叫ぼうと思いました。
医療現場にいても、こんなとき役に立たないなぁと
ちと凹みました。