ご飯をなかなか食べてくれないおばあちゃんに
いろいろ話しかけながら食事介助をした。
離れ際に｢ありがとう。｣と言われた。
｢帰りたい｣
｢痛い｣くらいしか言わないから、びっくりした。
そのぶん、嬉しかった。
看護師と看護補助者と三人で世間話。
補助者さんが
｢先生(私のことです)の私服姿、
めっちゃ美人やね～。｣
と言われた。
…制服やと、イマイチ？(笑)
でも嬉しかった。
いつも勝手にベッドから出て、
落ちそうになるから、
日中は車イスに座って、ナースステーションで
過ごしているおばあちゃん。
(最初の人とは、違う人です。)
認知症があるため、人の名前を覚えていないと
思いきや、
｢○○(私の名字)せんせい｣と、ふいに
声をかけられた。
なんで名前わかったの？と聞くと
みんなそう呼んでるでしょう？って。
驚いたけど、嬉しかった。
毎日が飛ぶように過ぎていく。
しかめ面になりそうなときがある。
そんなときこそ、小さくても嬉しいことを
たくさん数えていきたいと思った。