昨日、ヒルシュスプルング病と闘いつづけた9歳の男の子のニュースを見ていて思ったこと。
口から食べられる幸せ。
職業柄、一度は胃ろうや経鼻栄養になった患者さんを可能な限り一人でも多くを経口栄養へ切り換えることに携わっている。
経口栄養はなにより安全で自然なこと。
経管や静脈栄養だった患者さんが経口になり、顔色が良くなったり、発語が増えてきたり、ということを見ると良かったなぁと思うことはしばしば。
でも昨日の宗太郎くんが生前記者会見で言ったことを見て、「はっ!」とさせられた。
それは、本人にとっては喜びであり、幸せなのだと。
普通にご飯が食べられる、幸せ。
自由に歩き回れる、幸せ。
自分の気持ちを話せる、幸せ。
好きな風景や人を見ることのできる、幸せ。
多くの幸せに包まれていることを忘れちゃいけない、そう思いました。
当たり前が、当たり前にデキル幸せ。