自分からオールインを言おう

前回ショートスタックでのミニマムレイズという、ある状況でのあるひとつのプレーを紹介しました。これはこの前オンラインで似たようなプレーを見て、こういう考えもあるんだよという感じで伝えました。けれどやっぱオールインの力はすごいです。そして、オールインは自分からすることが大事です。まず自分からオールインを言う事によって相手にプレッシャーをかけることができます。相手を confuse することもでき、また相手に decision making をしてもらうことができます。

例えば、JPUL のようなブラインドがどんどん早く上がっていく場合のトーナメント（いわゆる turbo tournament のようなもの）ではブラインドによってスタックが削られてそのまま死ぬ事が起こってしまいがちです。そこで、途中でリスクを背負ってオールインをしなければならないでしょう。

普通のトーナメントでは 'スモールブラインド（SB）とビッグブラインド（BB）を足した１０倍以下' に自分のスタックがなったら '危険の状態' と判断します。例えば、ブラインドが 75/150 だとすると、(75+150) x 10=2250 となり、約2250チップス以上のスタックが必要であるという計算になります。けれど、JPUL はブラインドの上がる時間と量がとても早いので、SB と BB の10倍以上を持っておくのはなかなか難しい事でしょう。そこで、最低でも BB の3~4倍になった時点で、スティールも含めてオールインをすることをおすすめします。BB の3~4倍のレイズであれば、相手もフォールドする可能性がまだあります。しかし、3倍以下になってしまうと、ポットオッズ的に相手はコールしてくる場合がほとんどでしょう。

また先ほどに述べたように '自分からオールインをすること' が大切です。例えば、たった今ブラインドが回ってきた後で、ボタンにいるとします。自分のスタックは BB の3~4倍です。そこで、しなくてはならない事は次の BB が回ってくる前にオールインすることです。ビッグブラインドまで待っていてはダメです。ここでプレミアムハンドを待っていてもダメでしょう。少しでも強いハンド、suited connectors、または２枚ライブカードがあればいいと割り切って、どんなハンドでもオールインする事が大切です。他のプレーヤーがフォールドしてくれるならば最高です。もし、コールされたとしても2枚ライブカードを持っている状態だと、最低でも勝つ確立は30%くらい。ここでラッキーになって勝てばいい話w。アグレッシブになってブラインドをスティールしにいこう！

また高いブラインドにやられないようにするには、常に自分のチップスタックを数える事と、次のブラインドまであと何分か把握しておく必要があります。次のブラインドになると自分が危険の状態になってしまうと判断したら、ブラインドが上がる前に勝負をしましょう。ブラインドが低いときの方がオールインも効果的です。

今度からはチップが少なくなりすぎる前に、リスクを取って aggressive にオールインを言ってみて下さい＾＾