岐阜県大垣市の祭り会場で国土交通相の承認を得ずに小型無人機「ドローン」を飛ばしたとして、岐阜県警は１９日、航空法違反の疑いで、同県安八町の専門学校生（２０）を書類送検した。
県警によると、昨年の改正航空法の施行後、祭り会場など多くの人があつまる場所でドローンを飛ばした容疑での摘発は、全国で初めて。
送検容疑は、４月２日午後４時ごろ、大垣市墨俣町墨俣であった桜祭りの会場でドローンを飛ばしたとされる。県警によると「桜と城を一緒に空撮したかった」と供述している。
ドローンが桜の木に接触して墜落し、主催者に「無線操縦機が落ちていなかったか」と問い合わせたため発覚した。
また、県警は１９日、飛行が禁止されている岐阜市内の住宅密集地で４月１８日午後１１時ごろ、無許可でドローンを飛ばしたとして、同法違反容疑で、岐阜市の会社員（３６）も書類送検した。県警によると、容疑を認めている。
（中日新聞）