津波てんでんこ | ラジコンヘリ千日回峰

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2019/7/8 Yahooブログから引っ越してきました。

三陸沿岸の地域には、「津波てんでんこ」という言葉がある。
津波がきたときは、自分以外の人が心配でも、とにかくまず自分の命を守ることを考え、てんでばらばらに高いところへ逃げなさいという教えだ。長く津波に苦しんできたこの地域で、家族全滅を防ぐ知恵として伝わってきた言葉だという
 
津波防災学の専門家で群馬大学大学院教授の片田敏孝氏が言っています。
 
『想定』にとらわれない
ありますね、国、県、市の津波想定。
あー我が家は安心、津波はこない。
防潮堤も10mあり、ここはばっちり大丈V。これが間違いの元
ハザードマップは「災害イメージの固定化」を生む危険性がある
 
その状況下で最善の避難行動を取ること
事前にどんな想定をしても、実際の津波は単純ではない
 
 
とにかく高いところへ逃げ、自分の命を守る率先避難者たれ
避難で重要なのは「率先避難者」の存在です。
逃げる気はあるけれど逃げられない人たちの中にあって、「私は逃げるぞ」と声を大にして避難する人が、地域に1人はいてほしい。
 
 
「正常化の偏見」とは,「自分にとって都合の悪い情報を無視したり,過小評価したりしてしまう人の特性」のことを言う。片田教授によれば,津波の危険地域に住んでいても,しばらく津波がなかったり,「津波警報」が出ても実際に津波が来なかったりすると,人は次に津波警報が出ても「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」と思って,避難しなくなってしまうという。