ぬたあん -9ページ目

ぬたあん

ぬたあんとしたぶろぐです。

 先日AKB48の握手会で(今まで一度も食べたことがないインスタントラーメンを今度買ってこようかなと思っている)アルマーニ北側一雄公爵は(容姿端麗な)菊川怜様と知りあった。瞳がキラキラとしてヘアースタイルはハードウェーブのスーパーロング、ミニのバルーンスカートのよく似合うフェロモン全開の(お金は自分を裏切らないと思っている)菊川怜姫である。(カレーの鍋を洗うのが面倒くさいなあと思っている)アルマーニ北側一雄殿はその時、(スマップの中居くんが大好きな)菊川怜王妃から名刺を受け取った。名刺にはその(教師をしていた頃、自転車で学校に通勤していた)菊川怜姫が働いている水商売の店の名前も書かれていた。
 すぐに彼はその店に行き、(大学を卒業した後は中学の国語の先生をしていた)菊川怜ママを指名した。しばらく(とっても頑張り屋さんの)菊川怜ママと楽しいお喋りをした後、(電気代の節約のためエアコンはあまり使いたくない)アルマーニ北側一雄キャプテンは背筋を伸ばして、真剣な顔つきで(「清らかだねー」とよく言われる)菊川怜王妃をまっすぐに見つめた。(男前のわりに気さくな)アルマーニ北側一雄先生は(温泉が大好きな)菊川怜ちゃんに大事な話があった。
 「すみません。菊川怜ちゃん」
 「なんでしょう、アルマーニ北側一雄課長」
 「単刀直入にいいます」
 「はい、どうぞ」
 「はいすみません。あのですね。えっと、誠に申しあげにくいことなのですがね、ずばりお尋ねします。気を悪くなさらないでいただきたいのですが……」
 「なんなのでしょう!」と(専業主婦になるのが夢だった)菊川怜嬢はイライラして叫んだ。
 「すみません、でははっきり申し上げます。菊川怜姫。僕とエッチしていただくわけにはいきませんでしょうか?」
 「……ぱーどん?」と(花園が綺麗なピンク色の)菊川怜ママは聞き返す。
 「僕は菊川怜女王と『機織り茶臼』や『洞入り本手』や『浮橋』をしたいのです。なんとかお願いできないでしょうか!」、アルマーニ北側一雄さんは土下座してそう叫んだ。
 「結論から言いましょうか?」と(独特の美しさがある体を持つ)菊川怜王妃は言った。
 「はい、お願いします」と(義理人情を重んじる)アルマーニ北側一雄社長はドキドキしながら答えた。
 「答えはノーですわ」と(可愛らしいおマメさんを持つ)菊川怜ちゃんは宣言した。
 (だめか……)、(今年の優勝はドイツなのかなあと予想している)アルマーニ北側一雄殿はがっかりした。
 「そうですか。ご回答ありがとうございました。菊川怜さん。ではふたたびお尋ねしたいのですが、お金をお支払いしても難しいでしょうか?」
 「ほお! お金ですか。おいくらほどでしょう?」と(可愛らしいおマメさんを持つ)菊川怜さんは身を乗り出して尋ねた。
 「もうしわけございません。ぼくはこういった取引に関しては不案内なものですから、ご迷惑をおかけしています。もしお金をお支払することで対応が可能なようでしたら、逆においくらで対応いただけますでしょうか? お見積りのほう、いただけませんでしょうか?」
 「お見積りですか。なるほど!」と(綺麗な花園の)菊川怜姫は叫んだ。
 (独特の美しさがある体を持つ)菊川怜さんはジロジロと(サッポロ一番みそラーメンの辛口を今朝買ってきた)アルマーニ北側一雄課長を眺めながら長考した。やがて(いつも淫靡な雰囲気を醸し出している)菊川怜さんは言った。「100億円、というところですわ」
 (メッシの凄さがあまりよく理解できない)アルマーニ北側一雄専務はそれを聞いてがっかりした。
 「とても採算が合わない!」と彼は叫び、歯ぎしりをして悔しがった。
 「……了解しました。お見積りの方、ありがとうございました。しかしこのたびはこちらのほうの予算と、折り合いをつけることができませんでした。このたびはご縁がなかったという結果となってしまいました。では菊川怜ちゃんの今後のご発展をお祈りいたします。失礼いたします」
 そういって(いつもツイッターのツイートが気になって仕方がない)アルマーニ北側一雄様は泣きながら店を後にした。