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ぬたあん

ぬたあんとしたぶろぐです。

 先日恋愛支援サイト主催のカップリングパーティーで(コイケヤのポテチがあまり好きではない)グッチ渡辺謙さんは(スタイルのいい)井川遥王妃と知りあった。目がキラキラとしてサラサラの髪の毛、ミニのヒップボーンスカートのよく似合うフェロモン全開の(いつも笑顔を心がけている)井川遥ママである。(冷凍の讃岐うどんって美味いなーと思っている)グッチ渡辺謙様はその時、(容姿端麗な)井川遥ちゃんから名刺を受け取った。名刺にはその(おでこがとても広い)井川遥嬢が働いている水商売の店の名前も書かれていた。
 すぐに彼はその店に行き、(ミクシーでは高校の頃の画像を貼っている)井川遥王妃を指名した。しばらく(頬がぷっくりとしている)井川遥王妃と楽しいお喋りをした後、(とても礼儀正しい)グッチ渡辺謙課長は背筋を伸ばして、真剣な顔つきで(紋白蝶のように可憐な)井川遥様をまっすぐに見つめた。(新製品のポテチはとりあえずチェックする)グッチ渡辺謙係長は(三十過ぎて中学の教え子と同棲を始めた)井川遥さんに大事な話があった。
 「すみません。井川遥王妃」
 「なんでしょう、グッチ渡辺謙総理」
 「単刀直入にいいます」
 「はい、どうぞ」
 「はいすみません。あのですね。えっと、誠に申しあげにくいことなのですがね、ずばりお尋ねします。気を悪くなさらないでいただきたいのですが……」
 「なんなのでしょう!」と(キュートな)井川遥王妃はイライラして叫んだ。
 「すみません、でははっきり申し上げます。井川遥嬢。ぼくと浮橋で合体していただくわけにはいきませんでしょうか?」
 「……ぱーどん?」と(合体すると活発に松茸に纏わり付くハナビラを持つ)井川遥女王は聞き返す。
 「僕は井川遥ちゃんと『狂い獅子』や『筏崩し』や『月見茶臼』で合体したいのです。なんとかお願いできないでしょうか!」、グッチ渡辺謙さんは土下座してそう叫んだ。
 「結論から言いましょうか?」と(興奮すると大ハナビラとおマメさんが剥けて飛び出す)井川遥ちゃんは言った。
 「はい、お願いします」と(昨日はデカ6弁当というものを買ってきた)グッチ渡辺謙博士はドキドキしながら答えた。
 「絶対にムリですわ」と(可愛らしいおマメさんを持つ)井川遥女王は宣言した。
 (だめか……)、(先日スマホの契約を解約した)グッチ渡辺謙専務はがっかりした。
 「そうですか。ご回答ありがとうございました。井川遥ママ。ではふたたびお尋ねしたいのですが、お金をお支払いしても難しいでしょうか?」
 「ほお! お金ですか。おいくらほどでしょう?」と(スレンダーな体の)井川遥姫は身を乗り出して尋ねた。
 「もうしわけございません。ぼくはこういった取引に関しては不案内なものですから、ご迷惑をおかけしています。もしお金をお支払することで対応が可能なようでしたら、逆においくらで対応いただけますでしょうか? お見積りのほう、いただけませんでしょうか?」
 「お見積りですか。なるほど!」と(色白でスレンダーボディーの)井川遥姫は叫んだ。
 (綺麗な花園の)井川遥さんはジロジロと(どうして肩ってこるんだろうなあと不思議に思っている)グッチ渡辺謙様を眺めながら長考した。やがて(綺麗な花園の)井川遥嬢は言った。「100億円、というところですわ」
 (触るものみな傷つけてきた)グッチ渡辺謙殿はそれを聞いてがっかりした。
 「とても採算が合わない!」と彼は叫び、歯ぎしりをして悔しがった。
 「……了解しました。お見積りの方、ありがとうございました。しかしこのたびはこちらのほうの予算と、折り合いをつけることができませんでした。このたびはご縁がなかったという結果となってしまいました。では井川遥様の今後のご発展をお祈りいたします。失礼いたします」
 そういって(持病の顎関節症をなんとか治したいなあと思っている)グッチ渡辺謙社長は泣きながら店を後にした。