魅力的な、ワイン会
~後編~ いよいよ赤ワインが登場してきます
モレ・サン・ドニ 2005 / ドメーヌ・フォレ・ペール・エ・フィス
フランス・ブルゴーニュ
ピノ・ノワール 100%
先日綴りました通り、今回カヌレが持ち込ませていただいたワインです~
特別、コレと言った思い入れがあったワケではないのですが、
フタを開けてみると、プロヴィダンスと同じく2005のヴィンテージのモノ
そしてまたザックリ同じく、自然派さんのワインだったので、
比較するにも面白かったかなぁ~ と、思います!
プロヴィダンスの香り、味わい、全てにおいて圧倒されていたので…
このモレ・サン・ドニ、なんとも元気ない印象を受けておりました
ブルゴーニュで感想を聞いてみたいとき、
ついつい、mayumiちゃんの意見を聞いてみたくなってしまいます
ここのところ、今現在2005開けてみて、
「ベストな時期だったでしょう~」と実感したことがなかったので、やはり少し不安
香りも程よく立ってはいたし、
ヨシリンさんもおっしゃってた、
グラスの中で、全体的な色合いとフチの色合いにあまり違いがなかったこと…
それらを総合してみると、「今は今で、開け時だったんじゃないのかな~」という、
皆さんの感想に、少し安心しました
カヌレ個人的には…もうちょっと、ピノらしい華やかさがあってくれれば、
もっと嬉しかったかなぁ~ と…。
まあそれも、プロヴィダンスの登場で一掃されたので、全て良し でしょう~
さてさて
ラギオールのカラトリーもセッティングされ…
(↑ 私もどうしても、セミに見えます )
メインのお肉料理と、
恋焦がれてるプロヴィダンスがやってくるのですね~
プロヴィダンス プライベート・リザーブ 2005
ニュージーランド・マタカナ
メルロー 45%、カベルネ・フラン 44%、マルベック 11%
先日も綴りました通り…
「ニュージーランドのCH ル・パン」とまで呼ばれ、
世界中のワイン愛好家の注目の的となったシンデレラワイン
入手困難なことでも有名な、ワインだとか…
そのワイン造りへのこだわりとは、
化学肥料、除草剤、酸化防止剤や保存料添加物を一切使用しないこと
亜硫酸塩などの酸化防止剤なしに、高い品質のワイン造りは難しいとされてきたが、
そのような考えを一掃し、瞬く間にその評判が世界中へと知れ渡ったワインだとか…
「飛びついて身をゆだねたくなる多面性が、このワインにはあります。」
「2005 ヴィンテージは、過去最高のヴィンテージと断言できそうです。
気を失いそうなほど心地よいフィニッシュにご注意ください。」
~ジェイムス・ヴェルティッチ~
ほんとにこの表現、たまりませんよね~
とっても、とっても、ロマンチック
こんな風に表現されると、自らの中でいろんな妄想が膨らんで、たまらなくなってしまいます~!
一刻でも早く…味わってみたい~
そう!こちらは…mieさんが7~8年前に感動されたという、忘れられないワイン
何年も経てまたこうして味わうときに、皆さまとご一緒されていただいていること。
ほんとに嬉しくて、カヌレは恵まれてるなぁ~と思うのです
そして大袈裟ではなく…、
クラックラくるほど、魅力が溢れ出ている香り
不思議なほど、なめらかな舌触り
そしてもちろん…とろけてしまいそうなほどの、豊かな味わい
ほんとに、ほんとに、
こんな完璧とも言えるワインが、存在しちゃっていいのですか~
( とっても短い歴ではありますが… )
カヌレのワイン史上、今のところ最も忘れられないワインとなりました
mieさん!
こんなワインに出逢わせてくださって、ほんとにありがとうございます
そしてこちらもまた、待ち侘びていました~
お肉料理


カヌレ、前日ワインを持ち込ませていただいたとき、
シェフの目の前の調理台にデ~ンッ!と構えるこの蝦夷豚、遭遇していたのです
「おそらくこちらを、メインに使わせてもらうことになるでしょう~」と、
おっしゃってはいましたが…、
まさか、こんな素晴らしいお料理に姿を変えてくるとは…
柔らかい~
豚肉が、そして中でもヒレ肉が、最も好みのカヌレには、たまらない一品でした~
ひと口、プロヴィダンスの味わいを確かめてみることで、
ソースの仕上げにも、また一手間かけてくださってましたね
またまた感激です~
至福のひとときは、更へと続き…
ワインを愛するメンバーの為に、ヨシリンさん、
デザートをチーズに変更していただけるよう、お願いしてくださってました
アレッ~ そしたらワインを…お願いせねば
お店のお薦めを、いくつか出してきていただきましたが…、
なにしろあの!プロヴィダンスをいただいてしまった後
正直…どうしていいものやら、悩みましたね~
ヴァン・ド・ぺイ・ド・ソーヌ・エ・ロワール “ガメイ” 2005
ジャン・クロード・ベルティヨ/クラック
フランス・ブルゴーニュ
ガメイ
ガメイですよ~ ガメイ
お店お薦めのワインの中に、ガメイが2本もありましたが、
正直カヌレ…「どうか、それだけはご勘弁を~」と思っておりました…。
ところがシェフにうかがうと、何の一切の迷いもなく…、
「それゃ~、こちらが間違いなく一番のお薦めですよ~」と、おっしゃるのです
恐る恐るひと口味わってみて…アレッ~
ヌーボーでなくても、ガメイ自体の苦手意識となっていた、
あのジャムっぽい、甘ったる~い味わい…。
ほぼ全く、感じ取れませんでしたね~
むしろプロヴィダンスをいただいた後、
クセや個性の主張が強すぎない、クールダウンしてけるようなワインとして、
これはほんとにベストだったのでは~
カヌレ → またもや、目からウロコな一件でした
チーズの盛り合わせ
白カビ→クロミエ、ブルー→ライ麦のカビから作ったモノ、ウォッシュ→ニュイドール
チーズも最後の最後まで、楽しめる組み合わせで、
ガメイと共に、すっかり満喫してしまいました~
こうして、「ルココでのおいしいお料理と、プロヴィダンスを味わう会」
これ以上なく満喫して、幸せな気分に浸り…幕を閉じることとなりました
元々が、酔っている勢いも大いに加担した、
「こんなワイン会、実現しちゃおうよ~」というノリから始まった企画でしたので…、
実現するのかですら、多少心配してのですよ~
危ない、危ない
こんな魅力的なワイン会、ミスミスやり過ごしてしまったら、哀しすぎます~
「軽くテーマを決めたワイン会」、皆さまと同じ印象になったようです
とても魅力溢れるモノとなったので、ぜひぜひ次も企画しましょうね
ルココの皆さま、おいしいお料理と心地良い時間を、ありがとうございました
そして…、ご一緒して下さった皆さま、
今回も素敵な時間を、ありがとうございました~