さて
引き続き、「ブルゴーニュ魂」 ~ VOL.10 ~ 後編 です
コント・ラフォンのムルソーをいただいた後、
続々と赤ワインが出てきます
次も、面白い飲み比べ
④ ブルゴーニュ パストゥーグラン/2007
ドメーヌ・デヴィッド・クラーク
ピノ・ノワール 70%、ガメイ 30%
ドメーヌ・デヴィッド・クラーク→ケンブリッジ卒、元F1のエンジニアが、クリストフ・ルーミエから
畑を買い受け、モレ・サン・ドニにドメーヌを構える
きっと、こうやって後からブルゴーニュに入ってきた方って…、
とっても育てるの熱心 研究熱心なのでしょうねぇ~
「次はパストゥーグラン」と、聞いて、「う~ん」となりかけましたが…、
パストゥーグランを名乗るには、ピノ・ノワールが最低1/3は含まれていないところ、
こちらは7割がピノ・ノワールだとのこと
不思議なくらい、ガメイ臭がしませんでした
「ピノ率が高く、育ちの良いガメイと合わせ、丁寧に造ると、
こういうパストゥーグランになるんだ~」と、感動しつつ…次のワイン
⑤ ブルゴーニュ ピノ・ノワール/2007
ドメーヌ・デヴィッド・クラーク
ピノ・ノワール 100%
そりゃ~ね
味わってみると…やはり、こちらのが華やかです
先ほどのパストゥーグラン、香りからはそうガメイ臭を感じませんでしたが、
飲み比べると、「う~ん、やっぱり田舎っぽかった」…そんな印象を受けました
しかし、同じ造り手さん、同じヴィンテージのこの飲み比べ
興味深いです
しかし… ⑤の後、④には戻れません…
焼きナスと白ズイキのあんかけ
こちらもとても優しくて…全然、ワインの邪魔をしません
こんな風に、真剣に飲み比べをしているときには、
こういう主張の強すぎないお料理、最高のパートナーですね
ドリアンのパン・二種類
イチジク&クルミのパン
何度いただいても、おいしいです~
そして、そして…、
赤のメインの予定だったワインに、アクシデントが起きたので
急遽、こちらが赤のメイン
これもまた、自然の農産物ならでは 面白いですね~!
⑥ シャンボール・ミュジニィ/2001
ドメーヌ・ジャン・ラ・フェ
これまた、モレ・サン・ドニにドメーヌを構える造り手さん
シャンボール・ミュジニィ…愛して止まないですが、いただく機会、そうそう多くはないですからね
やはり華やか~ ずっ~と、グラスを香っていたいです
こちらの造り手さんのシャンボール・ミュジニィ。
もちろん、華やかで優しいですが、
シャンボール・ミュジニィにしては少々力強いのではとのことでしたよ
野菜のカチョカヴァロ焼き (吉田牧場さん)
さてさて
メインの赤のアクシデントとは…
ヴォーヌ・ロマネ/1997
マルタン・ノブレ
西方さんが抜詮してみたところ…ブショネだったようです
ブショネと告げられずに飲んでみて、
はたして皆さん、どんな風に気が付くのだろうか…
ということで、敢えて飲んでみました~
今回のこのブショネ、香りの段階ではそこまで異変を感じませんでしたが、
ひと口含んでみたところ、舌がビリッとしびれるような痛さを感じました
「濡れた雑巾のような匂いがする」などなど、いろんな表現をされますが、
ある程度、アクシデントはつきものなのですね~
ブショネの確率を質問してみたところ…5%くらい!ということでした
⑦ マコン・ヴィラージュ/2001
ドメーヌ・ド・ラ・ボングラン/ジャン・デヴネ
シャルドネ 100%の甘口ワイン 初めて出逢いました~
「貴腐菌のニュアンスに、本日のコント・ラフォンを彷彿させるモノがありませんか」
ということでしたよ
今回の「ブルゴーニュ魂」も、勉強になったことがたくさんです
というより、どのワインもおいしくて
今回もおいしいワインに、たくさん出逢えました
楽しい時間をありがとうございました!次の会も楽しみです