デザイン持論 | Girls and Sweets

Girls and Sweets

お菓子とか、料理とか、パーティっぽいこととか、、、いろいろ。

なんだかなぁーというデザイン仕事を見た。

デザインってさ。好き嫌いがあるとは思うけど、
そういう趣向の事を言ってる訳じゃない。

絵には見えるけど、、、

どんなシチュエーションで使ってもらいたいのか、、、
どういう女性に選んでもらいたいのか、、、

商品デザインなのに、大事な部分が見えない。

意見を求められただけだから
アタシの腹も、デザイナーの腹も痛まず、、、

結果、クライアントが損するだけだが、なんかヤだ。




例えばさ。

どんな会社でも商品でもコンセプトってあるじゃん?

nut2decoっていう製菓道具屋で言えば
girls and sweetsがコンセプト。

常に女性誌もチェックして、サプライズが好きで、
お菓子にも面白さとかファッション性を求める女子

が、ターゲットイメージ。

スタートした頃の製菓道具屋さんはどこも皆、
コットンのような優しいイメージで、、、

アタシ達のイメージとも、ターゲット像とも違ってた。

最初はお菓子屋を目指してたけど、
このコンセプトとターゲットはずっと変わらない。

それより、アタシ達のターゲット像は狭いどころか
的外れという意見もあって、理解者は少なかったけど、、、

貯めたお金を使って、それを全部無くしても、
それでもやってみたいと腹をくくって始めた、、、

そう。何かをやるにはお金がかかるし
お金を出すほうは、それはもう、必死な訳ですよ。

だから、お金で悩まなくいいデザイナーには
プロとしての仕事をしてほしい。

もし。クライアントとコンセンサスがとれてないなら
方向性をみつけるためのデザインを数種持っていって、、、

相手の反応を見てから、再度、出し直せばいい。

もし、仕事量とギャラが合わないと思うなら
適当な仕事で迷惑かける前に、キッパリ断ったほうがいい。

誰も求めていないモノやコトに努力しても
誰も幸せになれないと思うんだ。






ま、ジャッジする今回のクライアント側も
そのデザインの善し悪しが解らないレベルだったので、、、

そのデザイナーが、プロの仕事をしていないと思ったのは
アタシやうちのスタッフだけだけど、、、

ずいぶんとクラシカル(古い)なのに
女子に好まれると勘違いしてる丸系フォントが合わない、、、

と我々の、デザインに対する感想を伝えてから、、、

今、ニーズのある商品や、アイデアになりそうな
他業種商品などをWEBで見せてあげた、、、

ま。それをどう考え、何に決めるかの選択は
お金を払うクライアントの自由だとも思うけどね。