【栄養教諭】
担当:たま
「栄養教諭ってなぁに?どの学校にもいるの?」
「っていうかそれ必要なの?」
なーんて、色々な声が聞こえてきます。
栄養教諭
聞いたことのない方がほとんどではないでしょうか。
栄養教諭は
小学校、中学校、特別支援学校等に配置され、
食に関する指導と学校給食の管理を一体のものとする
ことが職務とされています。
ちなみに配置の義務はありません。
ひらったく言うと
給食が提供されるような小学校や中学校で
給食の献立を考えたり、
調理場の衛生管理をしたり、
調理員の方々と協力して給食を作ったり、
等の学校給食の管理業務の中心となっている
学校栄養職員(いわゆる”学校の栄養士”)さんのお仕事
プラス
食や栄養の先生です。
2005年4月1日にスタートした
まだまだ新しい職業です。
栄養教諭になるためには大きく分けて2パターンあって
学生が免許を取得するパターン と
現職の学校栄養職員の方が栄養教諭へ移行するパターン があります。
前者は
修士の学位+管理栄養士免許+必要単位
または
学士の学位+管理栄養士養成課程修了(+栄養士免許)+必要単位
または
準学士の称号+栄養士免許+必要単位
で、後者は
3年の在職経験+必要単位
で、栄養教諭の免許状を取ることができます。
必要な単位は、様々で色々な資格と被り、複雑なので、ここでは伏せさせていただきます。
学校給食の管理をしつつ食に関する指導もやるので
立派に教職なんです。
そう、せんせいです。
学校教育法にも記述がされています。
そもそも
学校栄養職員も、1974年に国から
教育の一環として実施される学校給食に携わる 「教育的専門職員」
としてその名称が掲げられたのです。
ここで、びっくりした方が多いかな?
そうです。
給食は教育の一環 として、1974年(!)も前から位置づけられていたのです。
現に、今も昔も学習指導要領で、給食の時間は
特別活動として書かれています。
栄養教諭に期待される役割は
●児童生徒への個別的な相談指導
→個別的:偏食、痩身、肥満、食物アレルギー、スポーツなど
→家庭への支援やはたらきかけも重要
●児童生徒への教科・特別活動における教育指導
→教科・特別活動:給食の時間はもちろん学級活動、委員会活動など
→特に給食の時間は、給食を「生きた教材」として活用する
→家庭科や保健体育科等の教科等においては、
学級担任や教科担任の教諭との連携協力が重要
●食に関する指導の連携・調整
→食に関する教育のコーディネーターとしての役割
●学校給食の管理
→おいしい・バランスのよい・安全な給食こそ
「生きた教材」としての真価が発揮される!
など多岐に及びます。
まだまだ上記以外にも、たっっっっくさんあります。
とくに食に関する指導は文部科学省から目標が示されています。
●食事の重要性
食事の重要性、食事の喜び、楽しさを理解する。
●心身の健康
心身の成長や健康の保持増進の上で望ましい栄養や食事のとり方を理解し
自ら管理していく能力を身に付ける。
●食品を選択する能力
正しい知識。情報に基づいて、食品の品質および安全性等について自ら判断
できる能力を身に付ける。
●感謝の心
食物を大事にし、食物の生産等にかかわる人々へ感謝する心を持つ。
●社会性
食事のマナーや食事を通じた人間関係形成能力を身に付ける。
●食文化
各地域の産物、食文化や食にかかわる歴史等を理解し、尊重する心を持つ。
どれもヒトとしてのチカラが育まれる大切な要素がつまっています。
当然かもしれませんが、これに沿って食に関する指導の指導案を作ると大変スムーズです。
(日々の実習で実感しております。)
…ふぅ
新しい職業を説明するというものがかくもムツカシイとは。
栄養教諭はほんとうに必要か。
これは、正確にいうとまだわかっていません。
なぜなら始まって日が浅いからです。
その必要性はこれからの栄養教諭の手腕にかかっていると思います。
個人的になりますがたまさんは断言します、必要です。
とにもかくにも
栄養教諭を目指す人はアツい想いを抱いている人が大変多いです。
なかには「とれる免許はとっておけ」な知人もまれ~にいますが。
「早寝早起き朝ごはんを実践して、良さを実感してほしい!」
「家ぐるみで食をもっと大事にしてほしい!」
「ご飯(を中心とした昭和50年頃の日本食)をもっと愛してほしい!」
「好き嫌い言う前においしいものをそのままの味で知ってほしい!」
「残飯を減らしたい!」
「いただきます・の裏側を知ってほしい!」
「農と食をもっと近づけたい!」
「世界中から飢餓の子どもをなくしたい!」
以上はみな、私と私の知人のアツい想いですが
私達のようなぺーぺーのピヨちゃんよりも
現職で栄養教諭への移行を狙っていらっしゃる方々は
もっとアツいです。
まだまだまだまだお伝えしたいこと、伝えきれていないこと等ありますが、
本日はこのへんで----
参考文献: 建帛社 「三訂 栄養教諭論 理論と実際」 2009年4月10日発行 金田雅代編著