iPS細胞
担当*れら
数年以内に、医学部のある大学数箇所において、人に対する臨床実験が開始される模様です。
もう、そんなところまできてしまっていたのですね…。
大学ではES細胞や造血幹細胞をあわせて学習しましたが
やはり倫理的問題は山のように挙げられ
直接命を使用するわけではないiPS細胞が大きく注目されたわけです。
が、
生殖細胞だって、結局作れてしまうわけです。勿論禁止ですが。
だけど【出来てしまう】のだから、いずれ、生まれてしまう可能性だってあるのでしょう。
アルツハイマーや治療不可能の難病等に利用されるだけであればまだしも
「脊髄損傷には利用していいのに、●●には利用してはいけないのか??」
とか、利用範囲の規定をめぐった議論もきっと避けられないでしょう。
私自身、身内のものが重病にかかりiPS細で回復が望めるとなれば
それを切望してしまうでしょう。
だけど、単にこの研究結果・応用の経緯を考えてみると、
人間のエゴなんだろうな…と、少し悲しくなります。
勿論今私が勉強しているのだって、自己を中心に考えてのこと。
こうやってインターネットでブログを作成していることだって、仕事に行く事だって。
でも、再生医療・遺伝子医療に関しての【人間のエゴ】というものは、それらとは比にならないぐらいの大きな姿と大きな影を持っている気がします。
生まれ、そしていずれ死ぬ。つまり、細胞が限界を迎える。
そういう自然摂理だったのが、そうではなくなる。
利便性や効率・速さや完璧を求めて得た 《幸せ》 を、しっかりと理解して噛み締めて生きることは可能なのでしょうか。
私はそこに、《当たり前という意識の怖さ》 を垣間見ます。
人間は環境に順応していきます。以前はこんなこと出来なかったのに、今はそれなしでは生きていかれない。
iPS細胞の普及は、いずれ 「何があっても治せるから」 という当たり前を生みやしないだろうか。
私は、この細胞を人間以外に応用したらいいと考えました。
クローン技術が進んでいるので必要ないのかもわかりませんが、
例えば絶滅危惧種の保存のために利用する。
繁殖力旺盛な植物遺伝子を利用し、緑化運動に貢献する。
このように、我々人間を生かしてくれている地球環境に還元することは出来ないものかと考えます。
専門家からしたら人間と植物では話が別物だと却下されてしまいそうですが
日本が先進国に医療技術で遅れをとらない為に、とか
経済事情上素晴らしいことなのだ、とか
焦点は 【今】 なんだなぁ、と、感じざるを得ないですね。
具体的には 【今~】 なんでしょうが、【あと20年後~】とかにはならないものですね。
遺伝子医療、やはり環境保全に利用してほしい。
浅学な管理栄養士は、そんなことを思います。