レラっタマログ。管理栄養士な2人の日々(´-ω-`) -139ページ目

【真面目ver.】第52回全国栄養教諭・学校栄養職員研究大会

担当:たま



お待たせしました(キリッ
研究大会のまじめな記事です。

私の作成した報告書の一部抜粋です。

行きたかったけど行けなかった。
知らなかったけど行きたかった。
学校栄養職員になりたい!
栄養教諭になりたい!

ひとへきらきら


あ、一応念押しですが、無断転載はご遠慮くださいませ。




8月18日(木)全体会





文部科学省説明
「学校における食育の中核を担う栄養教諭の役割」
文部科学省スポーツ・青少年局長 布村幸彦

・今回の東日本大震災を通して食べることの重要性を再認識した。

・東日本大震災における調理施設の損壊や食材料調達の困難を踏まえて、
 23年度予算では被災児童支援としてそういった給食関連の支援も進んでいる。

・食材の放射能汚染の問題については「安全」だと確認できても
 保護者の「安心」を得られるとは限らず「安全・安心」とひとくくりにされる
 この2つの言葉の意味の違いについても改めて考えさせられている。

・稲藁を食べた肉牛については期間内のなかで全国で278校がその牛肉を使用していた。
 うち、2校が放射性物質を含む牛肉だったが検査の結果1人あたりの所要量は
 健康被害のない程度だったので、その旨を速やかに保護者にお伝えした。

・近年策定された食育基本計画では、コミュニティスクールの観点を取り入れ、
 地域の方々や保護者の方々の協力を得ることによって、
 食に関する指導のより一層の充実を計った。

・食育推進基本計画では11の目標を立て、朝食を欠食する子どもの割合の低下、
 学校給食に使用する地場産物の割合の増加等に力を入れてきた。

・心身の健康の保持増進として学校に置ける食育の推進が求められている。

・学校に置ける食育の推進においては発達・発育段階を踏まえた指導が重要であり、
 その中核を担うのが栄養教諭である。

・新学習指導要領では小学校の家庭科で、食育に関連した特記が増えた。
 中学校の家庭科は地域の食文化について明記した。
 体育は健康的な生活習慣との結びつきを意識した。

・地域性を持った食育の推進のためには、地域の声、保護者の声を取り入れることが重要。

・高知県の栄養教諭は41名と昨年より大幅に増加した。

・栄養教諭の配置拡充のために各都道府県には文科省から呼びかけを行っているが
 現在、栄養教諭として配置されている人員は 3,8531名であり全体の1/3程度である。

・配置拡充のため重要なことは栄養教諭が授業で成果を上げること。教材を発信すること。

・1人で背負うのではなく日本の学校の特色でもある校内での授業研究や教材研究で
 他の教職員との意見交換等を通じ連携を計る。

・知育 徳育 体育。豊かな人間性を育む。
 この大会の成果をそれぞれの学校や調理場へ持ち帰り今後の活動に活かしてほしい。





特別講演
「トップアスリートの育成と食」
アスリートネットワーク理事長 柳本晶一

・トップアスリートと食は切っても切れない。
・チームをスタートさせるにあたって大切にしたことは3つ、
   ①目標設定を明確に
   ②キャスティング(1人1人のファクターを活かすこと)
   ③システム(環境・戦術)、情報分析

①目標設定を明確に
調子が悪いと目標を段々と低く設定しがち。記者会見で世界のトップを狙うと言ったら
馬鹿にされた。それが糧になった。トップになるには10年かかると言われた。
それは自分にとって当たり前だった。20年以上かけてどん底まで落ちたのだから
すぐに浮上する訳がない。
しかし、目標設定をしっかりしていればその10年を9年にすることもできる。
その糧となるのは、悔しさ・夢・ロマン!

②キャスティング(1人1人のファクターを活かすこと)
最初から日本のベストメンバーを選んだわけじゃない。
勝つということだけを考えて選んだメンバーだったから個性が強かった。
特に、中心に置く選手は挫折を知っている人間
(この1本をミスしたら全てパーだとわかる人間)にした。

(ここの話は個人名がたくさん出るのでメモを取らないよう言われたので割愛します。)

③システム(環境・戦術)、情報分析
選手村の食事はひどかった。脂っこいものばかり、1番人気はマクドナルド。
そこでチームの食事管理を明治乳業の栄養士にお願いした。
そうしたらケガをする選手がいなくなった。
血液検査等で体の調子をデータで示すことができるようになると選手の意識が変わった。
選手の土台を支えたのは他でもなく食。

・アスリートネットワークのキッズスクールでも食育を取り入れている。

・何においても言えることだが、ちょっと目線を変えてみることが大事、
 変化して、進歩すること。自分が変わらなければ何も周りは変わらない。

・今は食がより一層重要視されるようになった。
 現場の人間から言わせると、もっと自信を持って仕事をしてほしい。





実践発表
「地場産物を取り入れた学校給食を活用した食育の推進」
高知県教育委員会事務局スポーツ健康教育課 徳広千惠
高知県宿毛市立宿毛小学校 栄養教諭    土居宜加

申し訳ありません。
資料に直接メモしたのでここは割愛します。
私と直接の知り合いの方で詳細を知りたい方がおりましたら、
資料を差し上げますので言ってください。





シンポジウム
活力ある社会を創るために~栄養教諭に期待される役割~
〈コーディネーター〉
文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課 学校給食調査官 田中延子
〈シンポジスト〉
厚生労働省生活習慣病対策室 栄養・食育指導官 河野美穂
東京都立広尾病院小児科   部長       原光彦
大阪市立大学大学院     教授       由田克士
高知県香南市立野市小学校  栄養教諭     北村加菜

・健康に関する国民的課題「生活習慣病」現在、死因の6割、国民医療費の3割を占める。

・健康日本21の重点課題:糖尿病うち43.5%が人工透析を行っており、
 2%は人工透析を開始した人のうち糖尿病性腎病を発症した人。

・日本は有数の長寿国。平均寿命と健康寿命の差は7年。ここが介護の年数となる。

・高齢者がいかに元気に生き生きと年を経るかが大切。
 科学的根拠に基づいた施策の推進が近年進められている。

日本人の食事摂取基準2010年度版の意義
 
 →栄養学の基礎から応用・実践までを断片的ではなく総合的に理解する。
 →より良い栄養状態と食事の双方を管理する。

こちらも、申し訳ありません。
資料に直接メモしたのでここは割愛します。
私と直接の知り合いの方で詳細を知りたい方がおりましたら、
資料を差し上げますので言ってください。





8/19(金) 第一分科会





食に関する指導部会 ―単独校―
学校における食育を推進するための
食に関する指導はどのようにしたら良いか

発表者 高知県南国市立後免野田小学校 栄養教諭 石川利恵
    鹿児島県霧島市立舞鶴中学校  栄養教諭 山里浩美
指導助言者 社団法人全国栄養士協議会 名誉会長 田中信
      武庫川女子大学      講師   藤本勇二

(指導内容詳細は資料参照)

【質疑応答】
Q:3年生のおやつ作りで人権教育とひがしやま(ほしいも)の関係は?
A:総合的な学習の時間で人権と食農教育を行う。ちょうどひがしやま作りの時期に
  目の不自由な方からお話を聞く機会があったのでおやつを食べるときにお招きした。

Q:6年生の「HAPPY LUNCH」(弁当作り)について指導計画など詳細を教えてほしい。
A:高知県南国市発行の「食育指導プログラム」に詳細が記されている。
  時間数の長短によりモデルAとBがある。

Q:教諭としての力量の向上、とはどういうことか?職員から教員になったときの
  ギャップはどのようなことだったか教えてほしい。
A:教員として指導するならば、教科の目標も達成できるような目標と評価項目を
  持たなければいけないということ。
  (食に関しては特に)子どもの人生を引き受けられるかという覚悟。

【指導者からの講評】
○ 授業を「つくる」際に重要なことは 目標・教材・子ども

○ 伝えても子どもは学ばない。伝えるのではなく「引き出す」こと。
  引き出すものは経験・関心・興味など。

○ それぞれの地域の実情の中で栄養教諭は食に関する指導を、
   地域を巻き込んで展開してゆかなくてはならない。

郷土に根ざした実行力。

○ 全教員の共通理解が重要、そのためには栄養教諭が全教員をその気にさせられるか否か。

「健康」こそが新学習指導要領の裏打ちされた栄養教諭の意義

○ 食育、食に関する指導の内容は外枠が曖昧なので、文字に表して全教員に配らなければ、
   担任が学級に戻ったときに反復することができず、定着しにくい。

○ 栄養教諭は teacher であり coordinator であり counselor でもある。

○ 児童・生徒の生活習慣の実態を全教職員が把握していることが重要と考え職員研修を行った。
研修では給食時間の扱い(指導の時間であること等)について説明し共通理解を徹底し行った。

(他の事例)「給食スタンダード」:子ども達に最低限守ってほしい給食の決まり
(白衣の着方、食器の並べ方など)を示したマニュアル。学級担任の振り返りになる。

   職員研修での食育の扱いについては「食に関する指導の手引き」を参考に話を進める。
   給食室の探検では、若い先生もベテランの先生も赴任してきた春先に行う。

○ 技術・家庭科専科との連携。

きめ細やかな配慮全体計画の随所にあったことが成功の秘訣では。

二重構造をつくる(仕立てる)ことが共通理解のために重要。
     児童・生徒 ← 学級担任 ← 栄養士
     学級担任 ← 児童・生徒 ← 栄養士

○ 指導をするのは学級担任なので、説明書としての機能を持つものとして、全体計画
    のなかに食育の視点を組み込み(あるいは見つけ出し)話を持ちかけることが重要。

食育の目指す児童像を明確に示すことで目標が明確になる。
   どういう時間にどういう指導が必要なのかはっきりわかる。

○ 小中連携の際は学年の分け方も大切。
   どの時間を使ってどのような力をつけさせるのか(例:家庭科、給食時間の取り決め)
   小中連携は食育に限らず大変難しい。しかし食育は共通するもの、共感・共有できるもの
   が多く取り組みやすい。可能性がある。

 例:野菜作り(水なす)を通して、社会科「流通」、家庭科「ベジたこ」
   国語の俳句で“夏みかん”を季語に使う
   地理でアフリカ大陸を学ぶ際“カカオ”の話→児童の労働から繋げて道徳へ

   給食時間の取り決めについては中学校に上がってからのギャップに戸惑うことも
   あるので医師のカルテのように申し送り書を作っておくと良いかもしれない。

○ 教科の素材として食は踏み込みやすい。そのため、これをいかに給食に結びつけるかだけに
   捕らわれず、そういったチャンスがあるときにどう披露するかが重要。
   食や栄養についてなにか扱う際に、学級担任が
  「そうだ、栄養教諭(学校栄養職員)に聞こう!」という気持ちになるか。


○ 給食を生きた教材として活用するためには2つのポイントがある。

・ 指導を成り立たせるために「可視化」(全体計画、指導案などに表現)すること。
・ 立ち位置を変えてみると教材はたくさんある。
   学級担任の気づきを促すことで教科の中に給食を登場させたい、と心くすぐるものになる。

○ 「1番来てほしい人が来てくれない」問題にどう立ち向かうか。
   プログラムの楽しさとして“食”はとっつきやすい。プログラムの質を向上することで
   子どもが親を連れてくる。「知りたい!聞きたい!行こうよ!」
   子どもが子ども同士で学ぶように親も親同士で学ぶ。

【まとめの講評】
① 繋ぎ手としての自覚と覚悟を持つこと
② 連携をモノ・コト・ヒトで考えてみる
③ 引き出しを「つくる」ためには授業観を変えてみる

①繋ぎ手としての自覚と覚悟を持つこと
  子どもと生産者の繋ぎ手。学校と地域の繋ぎ手。今年と来年の繋ぎ手。
  くりかえす。分厚く、多様に、しつこく。ブレずに繰り返すことが子どもの自覚を生む。
  次につなげるためには評価を行い、食育の成果を全て年間計画に落とし込むこと。
  計画は立てたらお終いではなく、評価を行い次にフィードバックしなくては意味がない。
  計画が上手くいってないときこそ、予定していたものを変える勇気が必要。
  自分のやっていることに常に疑問を持ち、改善する。
  コロコロ変わる状況のなかで自分になにができるか考える。

  食育は優先順位が落ちがちだが、食の持つ教材としての豊かさを先生方に披露すること
  で活用の幅が広がる。情報の伝達だけでは先生は動かない。
  先生も身を乗り出すような食のおもしろさをどのタイミングでどう提供できるか、 
  プレゼンテーションできるか。


② 連携をモノ・ヒト・コトで考えてみる
  まずは先生と情報を共有すること。
    モノ:教科、教材
    ヒト:先生
    コト:(これが難しい!)「先生と一緒に」授業作りをすること
濃淡(専門家と素人を繋ぐ)
遠近(学校の中と外)
有無(誰が作ったものを誰が使うのか)


③ 引き出しを「つくる」ためには授業観を変えてみる
  T2としての価値を高める。控えになって良いところで良いことをちらりと言う。
  余裕がなくなると子どもの声が聞けなくなる。子どもの声を引き出すためには子ども
  の作業の時間を十分にとる
ことが重要。
  息もつかせないような説明、知識の教授、情報伝達、ばかりの授業はやめましょう。
  何もかも自分でやってしまわないこと。専門家(生産者、業者など)を上手く使う。
  それでこそのコーディネーター。