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ハンドメイド作家ユニット nut-meg (ナツメグ)の meg です。

今日も作業頑張りました。
まだ画像はないのですが、近々桜キャラメルのブローチを出品予定です。

画像がないので、代わりに正月あたりに作っていた箸置きを載せておきます…


※ダイソーのオーブン粘土製です。


今日は穏やかな青空を窓越しに見ながら作業してました。それがありがたい事に思えるのは今日が3月11日だからだと思います。

なので今日は、この日に思うことを少し記録しておこうと思います。

昨年、震災の時に住んでいた家の跡地に行って来ました。もはや行く用事がなかったので10年ぶりくらいの来訪。

道路が作り直されていて、なんだか別の街みたい。ぐるぐる行きつつ辿り着くと、そこは野原になっていました。

晩夏の日差しの中、揺れる草花。
百年前からここには、穏やかな日差ししか降り注いでこなかった。そんな気すらしてきます。

楽しい思い出がある場所がなくなったのは寂しいけれど、金色の野原の記憶がふわっと上書きしてくれたように感じました。
自分の中で止まっていた時間が少し進んだような感覚。

被災地で暮らして来た一個人の感想としては、あの日以来「時間の感覚」が揺り動かされた人が多いように思います。
自分の中を流れる時間と、外の時間がずれているような。
もっと聞きなれた表現を使うとしたら「あの日から時間が止まっている」感じ。

10年経ってやっと被災の経験を話せるようになった人もいます。

復興関連でよく聞く「乗り越える」「立ち直る」「よみがえる」といった言葉。
もちろんこれがぴったりの状況もあるので言葉選びとして間違っている訳じゃない。

ただ個人として表現を選ぶとしたら…この13年の歩みに当てはまるのは「折り合いをつける」。

自分のペースで一つずつ、起きた事と自分の気持ちとの折り合いをつけて行く。
必ずしも進歩を実感できる時ばかりじゃない。
停滞しているような時もある。
それでも一日一日を生きて行く。
それを積み重ねていたらいつのまにか13年。

仕事を続けられたのは応援してくれた皆さんのおかげでもあります。本当に感謝です。

あの日とよく似た穏やかな日差しを見ながら、今日も仕事ができた事をうれしく思う、3月11日でした。


それでは今日はこの辺で。
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今日もご覧いただきありがとうございました!

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家家家
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