ご覧いただきありがとうございます。
ハンドメイド作家ユニット nut-meg (ナツメグ)の meg です。

しばらく雨降りまたはどんより曇りでしたが、今日は久しぶりに晴れました!

先日お店にアップしたレジン製の柑橘たちはありがたいことに続々とお客様のもとに旅立っています。
お迎えいただいた皆様ありがとうございます照れ


今日の記事はメイキング。
レジンで輪切り柑橘類を作ります。

初心者向けではなく、レジンの基本技法はある程度マスターした人向けです。

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まずは原型を作ります。
今回はレジンの塊を作り、柑橘の模様を彫って原型にしたいと思います。

ちょうど使い切ったマステの空枠(紙筒)が良いサイズだったので利用。

筒をシリコンで型取り。
→そのシリコン型に白いレジンキャスト注型→できたレジンの円盤を使います。

これですね↑
ただの円盤です。

柑橘を輪切りにした時に見える薄皮のラインを描きます。きっちり8等分でもいいんですが、ちょっと不揃いなくらいがリアルなので9房にします。


次に外皮の線を描きます。

断面の模様を彫っていきます。細長い雫型で埋めていく感じです。
薄皮のラインと外皮は彫り残します。わずかに出っ張った状態にして、後でそこだけ着色するためです。

全部彫れました。
けっこう疲れます…。

側面にリューターで小さく浅い穴を開けて外皮の凸凹感を出します。


やっと原型が出来ました!ニコニコ
一区切りです。


さて、原型ができたのでシリコン型を作ります。
(他の型もありますが…)

ここにレジンキャストを流して原型を複製します。原型を何個か用意することで一気に型取りできます。無くした時の保険でもありあせる

原型増えました↓
柑橘はハーフカットも作りました。レジンキャストは硬化直後は少し柔らかいのでカッターで切れます。


シリコン型を作ります。


これでまた一区切り!照れ

というかここまでが下準備です。
いよいよレジンを流します。

不透明なシリコン型にはUVレジンは使えないので、エポキシかポリエステルを使います。
エポキシはベタつきもなく扱いやすいけど型の痛みも早いので、今回ポリエステルを使います。

※透明シリコンで型取りするとUVレジンも使えます。



レジンパーツが出来ました!↓

ポリエステルの性質上硬化直後は臭いとベタつきがあります。
数日、日陰の風通しの良い場所に置くとやわらぎます。

皮の白い部分をアクリル絵の具で塗ります。ファンデーション用のパフが塗るのに便利です。

慎重に塗っても余計なとこに絵の具が付くので、乾かしてから削って落とします。
削りカスを払うには使い捨て歯ブラシが便利です。

ライムも塗りました。


外皮を塗ります。
一気に塗るのではなく、二回以上重ね塗りします。至近距離で見ると気付く程度のカスレや色ムラを付けるのがコツ。


下に敷いているのはクッキングシートです。くっ付き防止。



できたパーツに金具をつけ、レジンコーティングして完成です!爆笑


レジンで作る事で、透明感のあるシトラスが出来ました!

型を作るのは大変ですが、一度作れば色を変えて何種類も作れます。
時間や気合い等要りますが、オリジナルの型を作ってみたい方はお試しください。


では今日はこれにて。
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今日もご覧いただきありがとうございました!

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家家家
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