今日、これを日比谷のミッドタウン映画館で観た。

海外駐在先からニューヨークやロンドンでミュージカルを見る機会は何度もあったが、流石に我が家の小さい娘2人には難しすぎて、ショックも大きかろうということで、スキップしていたもの。今日はやり残していた宿題を片付けるような感じかな。

 

但し、今日までストーリーは全く知らなかった。

 

ざっくりいうと以下の通り。

 

ラウル少年とクリスティーヌは仲の良い子供同士だったが、大人になって再会する。

徐々に愛が復活してゆくのだがここに怪人ファントムが登場、クリスチーヌに音楽のすばらしさを教えたのは俺だということで、平たく言うとラウルの恋に横恋慕するような形になる(あるいはその逆かな?) クリスティーヌは出生時から薄幸の子供だ。ファントムは、亡くなったクリスチーヌのお父さんが遣わしたという音楽の才能を与えられた一種の天才で、クリスティーヌは彼のおかげで音楽の才能に目覚め、やがてオペラ座ののプリマドンナに成長してゆく。

 

しかし、ファントムはいつも仮面で左を隠している。仮面の下には大きな傷があり、これが原因で人々から化け物と忌み嫌われ心に傷を持ったまま、愛の心を失ってゆく。ファントムはクリスチーヌとの交流が、唯一の心の拠所で誠の愛を感じていたのだが、ラルフが現れたため、彼女を奪われまいとする。当然2人の対立は決定的となり、一騎打ちの戦いとなっていく(この辺が欧米的で日本人というか東洋人の心理とは少し離れるが)。

最終的にクリスチーヌはラルフのもとに行ってしまうが、最初のオークションに出てきた老紳士と夫人は、一体誰だ?最初のシーンでは近代のオペラ座のオークションで、古びたお猿さんのゼンマイ仕掛けのおもちゃを30フランで落札し、最後のシーンでこのお猿のおもちゃがクリスチーヌの墓前に置かれる、ということで映画が終わる。

 

ファントム役にジェラルド・バトラー(この人は以前「アイスランド」の主人公やっていたな)、みんなの衣装がすごい、4Kゆえにものすごくきれいで豪華だ。大きなシャンデリアはSwalofuskie製が使われている。音楽の重厚さも半端なく、2時間半、ばっちり目を開いてみれた。日比谷のミッドタウンで観たが、音響効果素晴らしい、最初の音楽に入るときの大音響、席からぶっ飛びそうになったね(笑)。印象に残る映画のトップ10に入る素晴らしい作品だ。主人公3人の歌が最高に上手い。パリのオペラ座が舞台だが、ウイーンのオペラ座で、歌劇を又見たくなってきた。舞台芸術は素晴らしい。