検査
手術前にまず、リハビリ室で検査がありました。
片足で立てるか、どのくらい歩けるか、歩く時にどのくらいブレがあるか、筋力はどのくらいあるかなど。
腹筋の検査で、
胸を押さえて全力で前に乗り出す、というものがあるのですが、
漏斗胸手術で胸に入れた金属バーがあり、しかもズレているので、
怖くて中々全力ではできませんでした。
術後
入院中はずっとしんどかったです。
少しの間座るのもやっとでした。
「ご飯はなるべく座って食べてね」と看護師さんや先生に何度か言われて、
その度に座って食べようとはしてみるのだけど、
座れば座るほど、ご飯を食べるのが嫌になってきます。
入院生活の最後の方は、
ご飯を食べるくらいならだいぶ楽になりました。
リハビリ
部屋からリハビリ部屋までは、
距離的には近いのですが、
エレベーターに乗る必要があります。
限界が来ると頭がフラフラして視界がぼやけてくるので、
待ち時間もかなり負担でした。
リハビリ中は、
心拍と酸素濃度を定期的に測られるのですが、
少し歩くだけで、全力疾走した後のような数値でした。
感覚的にもそんな感じでした。
あと、自分の部屋以外ではマスクをしなければならないので、リハビリ中もマスクしてました。
息しんどかったです
リハビリの内容
まず歩きです。
・目標地点まで歩く
・- 分間歩き続ける
この二つをやりました。
後者が一番キツかったです。
その他
・装置を使って腕の上げ下げ
・呼吸
前者は、
側弯症を治すと、
筋肉は基本、骨に沿ってついているため、
背中に伸びた筋肉と伸びていない筋肉が出てきます。
その伸びていない筋肉を伸ばすために、
装置を使って腕の上げ下げをします。
装置は調べ方がわからなかったので、
名前はわからないのですが、
上の方から紐が垂れていて、
片方の紐を引くと、長さの関係で、もう一方の紐が手前へ引かれます。
両方の紐に手を引っ掛けるので、
紐と同じように、
片方の腕を出すと、もう片方が手前に引かれます。
それが中々辛くて、腕を上げ続けること自体あまりできないので、腕の方が疲れました。
でも確かに、
背中の筋肉が伸びている感覚はありました。
後者の「呼吸」は、
ボルダインという道具を使って、呼吸訓練をします。
プラスチック製で一見簡単なつくりなので、
おもちゃみたいですが、値段はちゃんとします。
リハビリに必須と言われたので、病院内の売店で買ってもらいました。
退院後もしばらく続けるように言われたので、やってました。
メンタル
日に日によくなってる感覚はあったので、
嫌だから行かない、ということはありませんでした。
日常生活を送れるように、身体を鍛えなければならないので、
理学療法士さんも手を抜いたりはしません。
そのストイックさが私には不慣れなもので、
嫌でしたね。
土日祝
リハビリは土・日・祝はお休みでした。
その間は病棟内を周回してました。
最初のうちはモチベーション維持のため、
母が面会へきた時に歩いていましたが、
継続できるようになってからは一人で歩いてました。
以下は今更ですが書き忘れていたものです。
側弯症手術と、
漏斗胸手術を行った病院は別のものです。
側弯症手術は一般病棟、
漏斗胸手術は小児病棟で、
小児病棟は親が泊まることも可能でした。
一般病棟は面会以外では基本会えません。
面会時間も比較的短かったです。
以上です!次回は退院後ですかね。お楽しみに!