東京電力が電気の「見える化」を実現する設備として利用者に奨める「新エネマネシステム」。導入(電力需要家)側のメリットを強調するが、本当の理由は供給サイドにあるようだ。電力需要を細かく把握し、需要予測の精度を高め、無駄な発電設備の投資を最小限に抑制する。考え方は、環境問題を考慮しても悪くはない。ならばその理由で導入の設置を奨めてほしいものだ。入口(導入)には恩着せがましく「実質無料」メリットを説明して売り込む一方、出口(撤去)のコスト負担は需要家であることの説明は小さな文字で印刷された書面のみ。「電気」と同時に、「情報」の見える化を行い、透明性の高い企業として生まれ変わってほしいものである。出口の見えない事故を2度と起こさぬ企業体質となるためにも。