入居者からの連絡によると地震が原因との申告であるが、先日の揺れ程度で同様の事例は近隣でも耳にしないし、まして同じ建物でも発生がない。

 修理負担をオーナーにしてもらいたいという理由であれば、ちょっと待ってほしい。ここは正直に自己申告していただかないと、地震に起因するこの程度の損害は地震保険の対象とならないからだ。

 同室の入居者は以前にも過失で、洗面台を破損したことがあり、またしてもやらかしてしまった過失を地震のせいに付け替えたくなる心理もわからなくはない。

 しかし虚偽は困る。そんな時の、過失責任の経済的負担を担保するために、借家人賠償付きの保険に加入していることを理解して欲しいのだ。過失で本人が引き起こした損害に対しての補償を得られるのも保険加入のメリット。

 事情を説明し、今後も心地よく生活できるよう、説明と案内、提案。快適な設備を維持するためのちょっとしたコミュニケーションを面倒がらず丁寧に行ってこそ、相互信頼のある関係も維持できるのだ。