私有地内に設置する電柱の土地使用料。当然、設置の際に承諾書を書面で交わすわけだが、収益目的でもなければ物件の管理コストでもない。契約内容も賠償責任の明記もあり、過不足のない(小難しくない)内容なので、重たいチェックや稟議がなく手続きが進む類の書類だろう。
しかし、だからといって、そのまま忘れ去ってしまうと数年後面倒なことになる。毎年の支払ではないので、記憶から消え去った頃、次回のタイミングを迎えるのだ。だった一つであれば当たりもつくというものだが、複数の物件で土地使用料が発生する場合、入金時にどの対象電柱であるかの紐づけをするには、当初の書面にさかのぼらないと確認できない。
気を付けることはたった一つ。どの電柱(場所)の使用料がいつ(何年後の何月か)、どの口座に振り込まれるのか、しっかり管理しておくだけ。ごく単純なことのようだが、契約は初回のみ(その後数十年と続くこともある)、少額、低頻度、つまり記憶に残りにくいし、契約も初回だけなので、その時の担当者が後々のためにわかりやすく保管や情報の引継ぎをしないと、後から調べるのが困難になる。
これが出来ているかいないかで業務効率の差が大きく開くのでないがしろにすべきでない。更新があって定期的にチェックをいれる物件の重要な契約書と一緒に保管しておくのが確実。急ぎでもなく重要性も低い、といって放置したままにせず、後々のことを考えて確実な管理方法を確立して欲しい作業の一つである。