気まぐれ観劇録

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22Jan
- 備忘録：トップ娘役の出身組（2000年以降）2024年1月22日更新
  2000年以降、現在に至るデータである。花組の星風まどか、月組の海乃美月は既に退団することが決まっており、花組の後任については星空美咲が就任することが1月19日に発表された。2000年以降に複数の組でトップ娘役を務めた場合（白羽ゆり、星風まどか）は、それぞれをカウントしている。出身組とは、初配属の組のこととする。花組トップ娘役に就任したのは9名（就任予定1名を含む）。出身組の内訳は花が6名、月が1名、宙が2名である。月組トップ娘役に就任したのは７名。出身組は花１名、月４名、星2名という構成である。雪組トップ娘役に就任したのは10名。出身組は花４名、月２名、雪３名、宙1名である。星組トップ娘役に就任したのは９名。出身組は花１名、月３名、雪１名、星３名、宙１名となっている。宙組トップ娘役に就任したのは８名。出身組は花２名、月１名、雪１名、星２名、宙２名という構成である。組毎のトップ娘役輩出数は次の通りである。花１３名月１１名雪５名星７名宙６名花組と月組の多さが目立つ。花と月は、他組への供給源となっていることが分かる。
21Dec
- 上級生娘役（2023年12月20日現在）
  2023年12月20日時点での、研10以上の娘役の在籍状況は次の通りである。花組：４名（82期、99期、100期2名）月組：７名（67期、91期、97期、98期、99期、100期2名）雪組：６名（94期、95期、96期、97期、99期、100期）星組：６名（90期、95期、98期、99期2名、100期）宙組：３名（97期、98期、100期）専科：４名（57期、70期、72期、75期）このうち、花組の星風まどか（100期）、月組の海乃美月（97期）、雪組の沙羅アンナ（97期）の退団が既に発表されている。ちなみに、来年度研10となる101期生娘役の、現時点における配属状況は次の通りである。花組：１名月組：１名雪組：１名（琴羽りり、2024年2月11日付で退団予定）星組：１名（彩園ひな、2024年4月6日付で退団予定）宙組：２名2名の退団により、101期娘役は4名となる一方、男役は15名が在籍している。
08Dec
- リブログ記事”『バロンの末裔』”
  再び宙組の舞台を観られる日を待ち望んでいます。
15Sep
- 宝塚の上級生娘役（2023年9月15日現在）
  2023年9月15日時点での、研10以上の娘役の在籍状況は次の通りである。花組：５名（82期、97期、99期、100期2名）月組：７名（67期、91期、97期、98期、99期、100期2名）雪組：６名（94期、95期、96期、97期、99期、100期）星組：６名（90期、95期、98期、99期2名、100期）宙組：３名（97期、98期、100期）専科：４名（57期、70期、72期、75期）このうち、花組の春妃うらら（97期）、星風まどか（100期）の退団、宙組の天彩峰里（100期）の月組への組替えが既に発表されている。
08Sep
- 宙組男役の平均身長
  長身男役が目立つ印象のある宙組だが、実際はどうなのだろう。データの元は娘役と同じく、宝塚歌劇ホームページのスタープロフィールである。176cmから168cmの間に分布しており、平均は172.03cmであった。
06Sep
- 宙組娘役の平均身長
  トップ娘役の春乃さくらをはじめ、スラリとした娘役が目立つ感がある宙組娘役の平均身長を計算してみた。計算の基礎となる数字は、宝塚歌劇ホームページのスタープロフィールに記されているものである。最長身は春乃さくらを含む5名で165cm、最も背が低いのは158cmの美星帆那で唯一の150cm台、平均は163.13cmであった。娘役は身長を低めに書く人がいることもあり、実際には164cmを超えているのではないかと思う。
13Mar
- 扇千景さん
  宝塚歌劇団41期生。内重のぼるさんと同期。ご冥福をお祈りいたします。元参院議長の扇千景さん死去…８９歳 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)
18Feb
- お茶会、お茶飲み会、ファンミーティング
  お茶会、お茶飲み会、Tea Party、ファンミーティング等と称するタカラジェンヌの私的なファンの集いは、新型コロナ禍により3年ほど開催されなくなっているはずだが、かつて参加していた頃は色々な方を見かけたものである。熱心さが手に取るようにわかる女性ファン、目がハートになっている男性ファンなど、傍目から見ていて微笑ましい人が沢山おられた。一方で、この人たちはどう見てもこのジェンヌのファンではないと思われる人も、そうした集まりで見かけることがあった。何人もの生徒のチケット袋をこれ見よがしに見せびらかせあう人たち。ジェンヌが話している最中に他のジェンヌの話題で私語する人々。本公演と新人公演の区別がついていない人。台詞を貰えないなんてと、下級生に無理難題をふっかける女性。新人公演のチケット目当てであることがあからさまな人。コロナ禍が過ぎ去ってお茶会が再開されたとしたら、素敵な光景だけを目にしたいものである。
13Feb
- 備忘録：宙組トップスターの変遷（2023年6月12日時点）
  1998年に創設された、5組のなかで最も新しい組であることは周知の通り。初代トップの姿月あさとさんは、月組2番手から組替えで宙組トップに就任した名シンガーである。姿月あさと（花→月→宙）73和央ようか（雪→宙）74貴城けい（雪→宙）78大和悠河（月→宙）81大空祐飛（月→花→宙）78凰稀かなめ（雪→星→宙）86朝夏まなと（花→宙）88真風涼帆（星→宙）92芹香斗亜（星→花→宙）93括弧内は異動、数字は期を示す。まだ若い組であるが、大空祐飛時代あたりから何となく組カラーらしきものが出来上がってきた感がある。その核心はハイレベルのコーラス力である。美しいコーラスは今や宙組の象徴であると言っても良かろう。雪組トップスターであった早霧せいなは宙組出身であるが、ご覧の通り、宙組は生え抜きトップスターをまだ輩出していない。花組時代から約8年にわたって二番手を務めてきた芹香斗亜が、2023年6月12日より第9代宙組トップスターに就任する。
12Feb
- ファンの想い、ジェンヌの想い
  宙組の次期トップコンビが発表されたことに伴い、ファンの間では多くの祝福の声と共に、複雑な心境を吐露する方もおられるようである。かつて娘役として活躍した元タカラジェンヌが現役時代を振り返って、ファンの皆さんの想いと自らのそれとが一致していたら嬉しいと語っていたことがあった。彼女はヒロインを度々務めるなど、大いに活躍したジェンヌであった。当時の回想を読んでいる限り、御本人もファンもトップ娘役への道を歩んでいるという想いで一致していたと想像するが、それが実現することなく彼女は退団した。現役タカラジェンヌの本心は、熱心に応援していてもせいぜいその一端しか分からない。お礼状やお茶会での言葉から推測する程度である。退団されてから、現役当時の心境を知って、納得したり、ときには意外に思ったりすることもある。今回、次期トップ娘役にと期待する声が多かったものの、実現しなかったジェンヌはどんな想いなのだろうか。御本人の想いとファンのそれとが、良き形で共鳴することを願うばかりである。
09Feb
- 娘役のキャリアパス
  宙組の次期トップ娘役に春乃さくらさん（さーちゃん）が就任することが発表された。おめでとうございます。彼女は現在研7の102期生だが、超若手の頃は目立った存在ではなかった。抜擢され、頭角を現してきたのはここ2年くらいのことだと思う。娘役としては長身で、美しい声を持つシンガーである。トップになる娘役は、実際にその地位に就くのはそれなりに歳月を経てからのケースもあるが、若くして抜擢されていることが多い。現花組トップ娘役の星風まどかは研2で新人公演初ヒロインとバウホール公演で初ヒロインを務めている。現宙組トップ娘役の潤花も研2で新人公演初ヒロイン、研3の終わり頃にバウホール公演初ヒロインとなっていた。一方、春乃さくらが新人公演初ヒロインの座を射止めたのは研6の終わり頃であり、研7で東上公演の初ヒロインとなった。躍進という言葉を用いるのが適切かもしれない。経験を積み重ねてステップアップして行く男役とは異なり、娘役のキャリアは予測不可能なことが少なくない。さーちゃんのこれからの活躍を見守っていこうと思う。
- トップコンビの出身地
  宙組の次期トップコンビが芹香斗亜は神戸、春乃さくらは京都であることから、比較的最近（2000年以降）でコンビが二人そろって近畿（関西）出身であるケースはあるのかなと振り返ってみた。すぐに思いついたのは元星組の紅ゆずる（大阪）と綺咲愛里（兵庫）である。花組では匠ひびき（兵庫）と大鳥れい（大阪）のみである。月組、雪組にはいない。宙組は今回のお二人が初めてのケースである。一方、コンビが二人揃って関東出身であるケースはというと、現在の柚香・星風の花組コンビは二人とも東京出身であり、星組の礼真琴は東京、相手役の舞空瞳は神奈川出身である。花組では春野寿美礼・ふづき美世が東京と埼玉出身のコンビであった。月組は瀬奈じゅん（東京）と彩乃かなみ（群馬）、雪組は水夏希（千葉）と愛原実花（東京）、宙組は大和悠河（神奈川）と陽月華（東京）が該当する。近畿（関西）や関東出身者がタカラジェンヌに占める比率は高いのだが、出身地域は思っていた以上に揃わない感がある。今の宙組は熊本（真風涼帆）と北海道の旭川（潤花）という南北コンビだが、今後このような組み合わせは登場するだろうか。
08Feb
- 上級生娘役（2023年2月8日現在）
  2023年2月8日時点での、研10以上の娘役の在籍状況は次の通りである。花組：４名（82期、94期、97期、99期）月組：５名（91期、97期、98期2名、99期）雪組：６名（94期、95期2名、96期、97期、99期）星組：７名（90期、95期、96期、98期2名、99期2名）宙組：２名（97期、98期）専科：５名（57期、67期、70期、72期、75期）このうち、花組の華雅りりか（94期）、月組の清華蘭（98期）の退団が既に発表されている。ちなみに、2023年度に研10となる、100期生娘役の現時点における配属状況は次の通りである。花組：２名月組：２名雪組：１名星組：１名宙組：１名
07Feb
- 備忘録：宙組トップ娘役の変遷（2023年6月12日時点）
  花總まりさんは12年間にわたってトップ娘役を務めた。1994年に雪組で一路真輝さんの相手役となり、次いで高嶺ふぶきさん、轟悠さんと組んだ後宙組へ転じ、姿月あさとさんと和央ようかさんの相手役を務め、2006年に退団。宝塚史上に残る娘役であることは間違いない。同時代に生きていられる幸せを感じる。星風まどかさんは宙組初めての生え抜きのトップ娘役。専科異動を経て2021年7月5日付で花組トップ娘役に就任。春乃さくらさんは2023年6月12日に宙組トップ娘役に就任予定。宙組生え抜きの娘役である。花總まり（星→雪→宙）77紫城るい（月→宙）83陽月華（星→宙）86野々すみ花（花→宙）91実咲凛音（花→宙）95星風まどか（宙→専科→花）100潤花（雪→宙）102春乃さくら（宙）102括弧内は異動、数字は期を示す。
- 備忘録：トップスターの出身組（2000年以降）、総合編（2023年6月12日時点）
  芹香斗亜の宙組次期トップ就任の発表を踏まえた、各組のトップスターの出身組は次の通りである。横軸は各組トップの出身組別数であり、縦軸は出身組の人数を示している。なお、初舞台後初めて配属された組を出身組とする。　　　　花　　月　　雪　　星　　宙　　計花組　　５　　１　　　　　１　　　　７月組　　４　　３　　１　　　　　　　　８　雪組　　３　　２　　２　　１　　１　９星組　　１　　１　　１　　５　　　　８宙組　　２　　２　　３　　２　　　　９　計１４　９７９１　４０花組がトップスターの人材供給源であることが分かる。花組と星組の「自給率」の高さが目立つ。
- 備忘録:生え抜きと異動、宙組トップ娘役の場合（2023年2月7日更新）
  組創設から23年経って、未だに生え抜きのトップスターも正二番手スターも輩出していない宙組で、2017年に初めて生え抜きのトップ娘役が誕生した。花總まり（星→雪）紫城るい（月）陽月華（星）野々すみ花（花）実咲凛音（花）星風まどか潤花（雪）春乃さくら（2023年6月12日就任予定）相手役が在団しているにもかかわらず、星風まどかが花組へ異動するという異例の人事が行われた。様々な憶測がなされているが、歌劇団の思惑は不明である。こうした形のトップ娘役の組替えは、宙組創設時に、花總まりが雪組から宙組へ、月影瞳が星組から雪組へと異動して以来のことである。潤花は真彩希帆の後任として雪組トップ娘役に就任することが有力視されていたが、意外にも宙組に組替えし、星風まどかと1公演共演した後、トップ娘役に就任した。代わりに、宙組の有望新進娘役であった103期生の夢白あやが雪組に移籍した。潤花の後任として、宙組生え抜きの春乃さくら（102期）が次期トップ娘役に就任することが2023年2月7日に発表された。
02Feb
- 2022年私的宝塚歌劇回顧②
  公演中止の影響で、チケットが払い戻しになることが何度かあったものの、ライブ配信・中継のおかげで何とか全ての本公演を1回は観ることができたのは幸いであった。一方、別箱公演に関してはそもそも基本的にチケット難で、ライブ配信頼みの場合が殆どであったが、残念なことに5つの公演は全く観ることができなかった。新型コロナウィルスによって失われたものは大きいが、ライブ中継・配信が定着したことは好ましいことである。今後も継続し、できれば大劇場の初日と新人公演、東宝の初日も配信してもらえたらと願っている。
01Feb
- 2022年私的宝塚歌劇回顧①
  2022年も新型コロナウィルスは宝塚歌劇に大きな影響を及ぼした。本公演10作品のうち、中止することなく上演されたのは4公演のみであった。年末の星組公演は大劇場は無傷であったものの、2023年明けの東京公演では一時中止を余儀なくされている。別箱公演に目を向けると、花組と月組は各4公演を無事上演したが、雪組は1月の東京国際フォーラム公演が全公演中止になる憂き目に遭うなど、全18公演のうち公演日程を完遂できたのは12公演であった。なお、本公演は大劇場と東京を合わせて1公演とし、別箱公演は2つの会場等で上演されている場合も1演目1公演と数えている。
30Jan
- 備忘録：トップ娘役の出身組（2000年以降）2023年1月更新
  2000年以降、現在に至るデータである。就任が予定されている者も含む。2000年以降に複数の組でトップ娘役を務めた場合（白羽ゆり、星風まどか）は、それぞれをカウントしている。出身組とは、初配属の組のこととする。花組トップ娘役に就任したのは8名。出身組の内訳は花が5名、月が1名、宙が2名である。月組トップ娘役に就任したのは７名。出身組は花１名、月４名、星2名という構成である。雪組トップ娘役に就任したのは10名。出身組は花４名、月２名、雪３名、宙1名である。星組トップ娘役に就任したのは９名。出身組は花１名、月３名、雪１名、星３名、宙１名となっている。宙組トップ娘役に就任したのは７名。出身組は花２名、月１名、雪１名、星２名、宙１名という構成である。組毎のトップ娘役輩出数は次の通りである。花１３名月１１名雪５名星７名宙５名花組と月組の多さ、雪組と宙組の少なさが目立つが、宙組は創設されてからの年月が短いことを勘案すべきであろう。花と月は、他組への供給源となっていることが分かる。
- 備忘録：生え抜きと異動、雪組トップ娘役の場合（2023年1月更新版）
  今回は雪組編である。月影瞳（花→星→雪）紺野まひる舞風りら（花→雪）白羽ゆり（月→雪→星→雪）舞羽美海愛加あゆ咲妃みゆ（月→雪）真彩希帆（花→星→雪）朝月希和（花→雪→花→雪）夢白あや（宙→雪）白羽ゆりは星組で湖月わたるの相手役を務めた後、雪組に復帰して水夏希とトップコンビを組んだ。音月桂のトップ時代初期はトップ娘役が設けられていなかったが、『ロミオとジュリエット』公演を経て、舞羽美海がその座に就いた。朝月希和は研１２でのトップ娘役就任が話題となった。ちなみに、月組トップ娘役の海乃美月は朝月の１期下で、就任時は研１１であったが、遅咲きの就任と言えば、研１４で星組トップ娘役となった渚あきが有名である。以前にも記したが、生え抜きの雪組トップ娘役３名は任期が短い。これは、いずれも短期であった相手役の任期に影響を受けたと考えてよいと思う。

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