こんにちは!
勇気づけ訪問看護師の大場まさみです。

訪問看護するときに、心がけている事の一つ。

【お部屋にあげてもらえているから看護出来ている感謝を忘れない】

ということ。

通常、人のうちに上がって
生活を変えた方がいいとか
こうしなきゃダメとか
これしなきゃダメになるよ!
とか
押し付けたり、変えさせたりしないですよね?

看護、医療で患者さんから呼ばれたなら
治療の為のオーソドックスな過程を
押し付けていいとは思っていません。
あくまでも、おうちにあげてもらえるから
状態を観察できて悪化のサインをいち早く
見つけることが出来るし、
沢山の症例を見てきた中で
オーソドックスな経過も伝えることが出来る。

その上で、【決める】のは
ご本人、ご家族

例えばね、
肺疾患の患者さん
タバコは病院にいたら禁忌

もちろん退院指導では禁煙

訪問看護指示書でも禁煙指導

でも、お家で吸っていたら?

吸うと一気に呼吸状態は悪くなる
苦しくなると看護師に来て欲しくなる
それでも少し良くなるとまた吸う

この患者さん、家族の【タバコ】の人生の
優先順位がある
悪くなるとわかっていて、それでも吸う
吸ったら苦しくて助けて欲しくなる
【辛い時は助ける】の価値観がある
話を聞いていると、
昔から博打でお金のない知り合いにお金を貸したりあげたり
困っている近所の人のご飯の世話をしたり
その人自身の問題で困っていても
助けてあげて来た患者さん

その価値観でモノを考えるようにすることを


訪問看護している時に気をつけています。



最近、頑張っているのは、
私は【虫】が大嫌いえーん

だけど、訪問している患者さんの家は
ゴキブリだらけ、
部屋もカビ、尿、ゴミ
なんとも言えない環境の中
ヘルパーさんと看護師に支えられて
生活している
その人は【部屋の清潔】は優先順位が低く
その人の価値観の中で綺麗ならいい

そこの家に行く時は気合いを入れて
余計なことは言わず
あちこちから湧いてくるゴキブリに細心の注意を払って、看護する
1週間で1番疲れる訪問だけど、
それでもやっぱり、
家にあげてくれたことに感謝したいです!