今回は、母が入院し、初めてひとり暮らしになる姉への援助のお話です。
父がグループホームに入所する前々日の午前中のこと。
姉の訪問看護師さんの施設長さん、
地域包括支援センターからお二人、
父のケアマネさん、
保健師さん、
民生委員さん、
ヘルパー業務を運営されている事業所の責任者さん、
総勢7人の方が、実家に時間を合わせてお見えになる。
姉と私を含めて話し合いが始まりました。
皆さん、車を乗り合わせて、さーっと来て、さーっと帰られる。
当時の実家は、決して片付いていたとは言えない。
捨てられなくなった母、片付けるという認識が乏しい姉、認知症の父の生活だったので、座るところはあるけど、雑多な印象だったと思います。
その頃、父のグループホームに持参するものを用意している最中でしたし。
そんな家でも有り難いことに、スッと来て、スッと帰られました。
きれいにしなきゃ!の必要性はありませんでした。
まあ、その時間もなかったですけど。
まず、今後の姉の初めてのひとり暮らしに必要な援助の洗い出し。
掃除→ 姉、余りしたくはない
姉にトイレ掃除、掃除機のかけ方などを私がいる間に、ある程度レクチャーして帰る。
衛生面は無頓着だったり、こだわりが強い面もあるので、定期的に誰かの手助けは必要。
週に1回ヘルパーさんに確認や助言、手助けをして頂く。
洗濯→ 教えたらできる
洗濯機の使い方、乾燥機の使い方、ハンガーに干したほうがいいものなどを教えて帰る。
ゴミ出し→ 表を見て出すことを教える
私がいる間に教えておき、以降、実施できているか、困っていることはないか?時々、民生委員さんが訪ねて確認してくださることに。
調理→ 難しい
話し合いの1週間前頃、
姉の調理する能力は、どれくらいなのか?
わからなかったので、一緒にカレーを作ってみた。
じゃが芋1個、皮をピーラーで剥いたら、『もうつかれた』と言って座り込んでしまった。
以後、手伝わず(手伝えず?)
なので、
障がい福祉サービスを利用して、(調理)ヘルパーさんを週に3日。
もう少し入れた方がいい・・という助言もありましたが、姉が、疲れるから嫌!と拒否。
これまでの移動支援のヘルパーさんと同じ事業所で契約することに。
買い物→ やる気は全くない
姉と決めておいた1週間分の定数を遠くの自宅からパソコンで私が毎週発注。
その他は、随時希望するものは電話で聞き、追加発注。
姉が毎週配達を受け取る。
トラブルや、アクシデント、姉がさみしくなったときの対応→ 初めての為わからない
あらかじめ、姉の短期入所(障がい福祉サービスの中の、介護給付)の申請を、しておく。
と同時に、実際に申請が通ったときに活用できるよう、母の入院先の近くの精神障がい者対応のグループホームを見学しておく。
見学は、父がグループホームへ入所した4日後に姉と私で行いました。
詳しくはまた。
最初の月は申請期間中なので、実費支払いになるとのことなど説明をうけ、了承した。
毎日、誰かが実家を訪問するようにして、姉を見守ることがこの日でサッと決まりました。
内容は濃かったですが、1時間半くらいで終わったと思います。
皆さん、プロでした。
月曜 訪問看護師さん
火曜 ヘルパーさん
水曜 訪問看護師さん
木曜 ヘルパーさん
金曜 理学療法士さん
土曜 ヘルパーさん
日曜 ヘルパーさん
障がい福祉サービスの中で、姉には居宅介護、短期入所がこの時に追加され、申請。
姉が申請書を書くのですが、途中で、『手がつかれた・・・もう、書けん』と、言ったら、保健師さんは、では、続きはまた明日にしましょう!と明るく発言。
えっ、また来てくださるの?
仕事とはいえ、それは申し訳ない。
姉に、え〜、書いてよ!って言っちゃったけど、慣れているように保健師さんは『自分で書くこと、大切ですから』と、サラッと言われたので、私が驚きました。
約ひと月後、支給が決定され、障がい福祉サービス受給者証の交付となったのでした。
受給者証、大変ありがたかったです。
毎年、更新の手続きが必要ですが、2ヶ月前から受付けてくださるので、受診の帰りに役所に立ち寄り更新の手続きをしていました。
複数あると、更新時期がズレてて、毎年3回くらいは役所に行くことになりましたけど、姉と担当者さんの顔合わせができて良かったと思っています。
役所の方は、数年おきに転勤のことが多く、姉の保健師さんも、3回変わりました。
その都度申し送りがされていて、窓口に来た姉に対応してくださり、姉も安心していました。
以前、移動支援事業を申請していましたね。
これも、障がい福祉サービスに含まれるそうです。
私もよくわかっていない部分もありましたので、調べてみました。
障がい福祉サービスは、3つに分かれるそうです。
- 介護給付 →居宅介護、短期入所
- 訓練等給付
- 地域生活支援事業 →移動支援
サービスの種類により、申請方法、手続きにかかる期間が異なるようです。ご参考までに。
次回は、また。
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