*姉への援助*(第一回支援体制づくりの会合) | これからのために残したい(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠) 遠いところから介護した記録

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実家の遠距離介護は、今年で12年目。

ひとえに、母の周りの方々のご協力のおかげです。

過去の話や、今の話を綴ります。

ここだけのはなし

今回は、母が入院し、初めてひとり暮らしになる姉への援助のお話です。


父がグループホームに入所する前々日の午前中のこと。



姉の訪問看護師さんの施設長さん、

地域包括支援センターからお二人、

父のケアマネさん、

保健師さん、

民生委員さん、

ヘルパー業務を運営されている事業所の責任者さん、


総勢7人の方が、実家に時間を合わせてお見えになる。


姉と私を含めて話し合いが始まりました。


皆さん、車を乗り合わせて、さーっと来て、さーっと帰られる。


当時の実家は、決して片付いていたとは言えない。


捨てられなくなった母、片付けるという認識が乏しい姉、認知症の父の生活だったので、座るところはあるけど、雑多な印象だったと思います。


その頃、父のグループホームに持参するものを用意している最中でしたし。


そんな家でも有り難いことに、スッと来て、スッと帰られました。


きれいにしなきゃ!の必要性はありませんでした。

まあ、その時間もなかったですけど。



まず、今後の姉の初めてのひとり暮らしに必要な援助の洗い出し。


掃除→ 姉、余りしたくはない

姉にトイレ掃除、掃除機のかけ方などを私がいる間に、ある程度レクチャーして帰る。

衛生面は無頓着だったり、こだわりが強い面もあるので、定期的に誰かの手助けは必要。

週に1回ヘルパーさんに確認や助言、手助けをして頂く。


洗濯→ 教えたらできる

洗濯機の使い方、乾燥機の使い方、ハンガーに干したほうがいいものなどを教えて帰る。


ゴミ出し→ 表を見て出すことを教える

私がいる間に教えておき、以降、実施できているか、困っていることはないか?時々、民生委員さんが訪ねて確認してくださることに。


調理→ 難しい

話し合いの1週間前頃、

姉の調理する能力は、どれくらいなのか?

わからなかったので、一緒にカレーを作ってみた。

じゃが芋1個、皮をピーラーで剥いたら、『もうつかれた』と言って座り込んでしまった。

以後、手伝わず(手伝えず?)汗

なので、

障がい福祉サービスを利用して、(調理)ヘルパーさんを週に3日。

もう少し入れた方がいい・・という助言もありましたが、姉が、疲れるから嫌!と拒否。

これまでの移動支援のヘルパーさんと同じ事業所で契約することに。


買い物→ やる気は全くない

姉と決めておいた1週間分の定数を遠くの自宅からパソコンで私が毎週発注。

その他は、随時希望するものは電話で聞き、追加発注。

姉が毎週配達を受け取る。


トラブルや、アクシデント、姉がさみしくなったときの対応→ 初めての為わからない

あらかじめ、姉の短期入所(障がい福祉サービスの中の、介護給付)の申請を、しておく。

と同時に、実際に申請が通ったときに活用できるよう、母の入院先の近くの精神障がい者対応のグループホームを見学しておく。

見学は、父がグループホームへ入所した4日後に姉と私で行いました。

詳しくはまた。



最初の月は申請期間中なので、実費支払いになるとのことなど説明をうけ、了承した。



毎日、誰かが実家を訪問するようにして、姉を見守ることがこの日でサッと決まりました。

内容は濃かったですが、1時間半くらいで終わったと思います。

皆さん、プロでした。


月曜 訪問看護師さん

火曜 ヘルパーさん

水曜 訪問看護師さん

木曜 ヘルパーさん

金曜 理学療法士さん

土曜 ヘルパーさん

日曜 ヘルパーさん



障がい福祉サービスの中で、姉には居宅介護、短期入所がこの時に追加され、申請。


姉が申請書を書くのですが、途中で、『手がつかれた・・・もう、書けん』と、言ったら、保健師さんは、では、続きはまた明日にしましょう!と明るく発言。


えっ、また来てくださるの?

仕事とはいえ、それは申し訳ない。


姉に、え〜、書いてよ!って言っちゃったけど、慣れているように保健師さんは『自分で書くこと、大切ですから』と、サラッと言われたので、私が驚きました。



約ひと月後、支給が決定され、障がい福祉サービス受給者証の交付となったのでした。


受給者証、大変ありがたかったです。


毎年、更新の手続きが必要ですが、2ヶ月前から受付けてくださるので、受診の帰りに役所に立ち寄り更新の手続きをしていました。


複数あると、更新時期がズレてて、毎年3回くらいは役所に行くことになりましたけど、姉と担当者さんの顔合わせができて良かったと思っています。


役所の方は、数年おきに転勤のことが多く、姉の保健師さんも、3回変わりました。

その都度申し送りがされていて、窓口に来た姉に対応してくださり、姉も安心していました。




以前、移動支援事業を申請していましたね。

これも、障がい福祉サービスに含まれるそうです。

私もよくわかっていない部分もありましたので、調べてみました。


障がい福祉サービスは、3つに分かれるそうです。

  • 介護給付 →居宅介護、短期入所
  • 訓練等給付
  • 地域生活支援事業 →移動支援


サービスの種類により、申請方法、手続きにかかる期間が異なるようです。ご参考までに。


次回は、また。

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