この投稿をInstagramで見る

★尿細管における再吸収と分泌★ 血漿中の蛋白質以外の物質がすべてろ過されてしまうので、原尿中には、除去すべき老廃物や毒物だけでなく、水やグルコース、アミノ酸などの栄養素、電解質など多くの有用な物質も含まれています。これらの物質は、原尿から血液に回収するために、尿細管中の原尿からその周囲の毛細血管に再吸収されます(図5)。 まず、栄養素は原尿が近位尿細管に流入すると、すぐに再吸収され、100%が血漿に回収されます。つまり、尿細管側がゼロになるまで血管に輸送するので、能動輸送により大量のエネルギーが使われます。また、細胞外液の主要電解質であるNa+もここで約80%が能動的に再吸収されます。このとき、Na+は相方の陰イオンのCl−も引っ張っていってくれます。さらに、Na+が血漿側で多くなるため、この浸透圧に引っ張られ水も約80%が受動的に再吸収されます。このように栄養素やNa+など必要なものはエネルギーを使ってでも再吸収するので、尿細管上皮細胞にはエネルギーをつくり出すミトコンドリアがぎっしり詰まっています。 糖尿病患者が高血糖のときは、大量のグルコースもろ過されます。尿細管の再吸収能にも限度がありますから、それを越えるグルコースがろ過されると再吸収しきれなかった糖が尿に残ったまま排出されます(糖尿)。血糖が高くなくても、尿細管の再吸収能が障害されると尿中に糖が検出されることがあります(腎性糖尿)。 その後も、腎小体で生成された原尿は、尿細管を通る間に必要な物質を血液に戻され、血液に残っている不要な物質を血液から捨てられる再吸収と分泌を受け最終的な尿になって腎臓から出ていきます。 #看護学生さんと繋がりたい #当店オリジナル #腎臓 #看護学生と繋がりたい #復習 #看護学生 #看護学生ママ #看護学生の勉強垢 #看護学生勉強垢 #看護師 #看護師さん #看護師の勉強垢 #看護師国家試験 #看護師国家試験対策 #ネフロン #尿 #お問い合わせ #相互フォロー #相互フォロー希望

看護学生の味方★谷口さん(@nursing.student.assignment)がシェアした投稿 -