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肺胞と毛細血管との間の酸素や二酸化炭素の受け渡しは、拡散によって行われます。拡散とは、液体や気体の成分の濃度が均一でない場合、均一になるように、中の成分が移動するという自然の原理です。 ガスが移動する方向は膜の両側のガス分圧差によって決まります。つまり、圧力の高いほうから低い方へ、圧が均一になるまでガスは拡散していきます。 体内を巡って酸素を運び終えた毛細血管内の血液には、老廃物である二酸化炭素がたくさん含まれています。肺胞近くの静脈血の酸素分圧は40mmHg、二酸化炭素分圧は46mmHgといわれます。これに対し、肺胞の中には呼吸によって取り込まれた酸素がたっぷり含まれています。ですから、肺胞内の酸素分圧は100mmHgと高く、反対に二酸化炭素分圧は40mmHg程度です。 拡散の原理に従って、双方の内容成分は両方の分圧の差を埋めようとする方向に物質が移動します。酸素は分圧100mmHgの肺胞から分圧40mmHgの静脈血に向かって移動し、肺胞と同じ圧の100mmHgになるまで拡散して動脈血になります。ただ、肺胞に立ち寄って酸素を受け取らずに静脈血に合流するシャント(肺を通らない迂回路)があるので、実際の動脈血は95~97mmHgです。一方、二酸化炭素は分圧46mmHgの静脈血から分圧40mmHgの肺胞に向かって移動し、肺胞と同じ40mmHgになるまで拡散して動脈血になります。血液が細胞に酸素を運び、老廃物の二酸化炭素を取り込むことができるのも同じ原理です(図4)。 #肺胞 #組織 #呼吸 #呼吸器 #看護学生 #看護学生ママ #看護学生の勉強垢 #看護学生勉強垢 #看護学生さんと繋がりたい #看護師 #看護師さん #看護師勉強垢 #看護師国家試験 #国試対策 #当店オリジナル #相互フォロー #相互フォロー募集 #お問い合わせ

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