★大腸の消化吸収と排便★ 通常、糞便はS状結腸で待機しており、直腸は空です。食事をして胃の中に食物が入ると、反射的に大きな蠕動運動(総蠕動)が起こり、糞便は直腸に移動すると直腸内圧が上昇し、直腸壁が伸展します。これが刺激となって排便反射が起こります。刺激は求心性神経線維を経て脊髄の仙髄にある反射中枢に入ると、遠心性神経線維を経て直腸を収縮させるとともに、肛門括約筋を弛緩させ、糞便が排出されます。このとき弛緩するのは内肛門括約筋で、自分の意思で調節するこができない平滑筋です。直腸壁の伸展刺激は大脳皮質にも伝わり、便意として認識されます。そのため、いま排便すべきかどうかを決め、自分の意思で収縮と弛緩を調節する外肛門括約筋に指令を出します。 排便反射は食事をするたびに起こることがわかります。いちばん大きな蠕動運動が起こるのは朝食時で、たいていの人は朝食後に排便しています。なかには3度の食事のたびに排便する人もいます。もちろん、赤ちゃんもミルクを飲むたびに排便反射が起きています。でも、直腸の伸展刺激を便意として認識できないのと、自分の意思で外肛門括約筋を収縮させて排便阻止もできないので、いつ排便するか見当がつかず、おむつを当てています。母親が食後にタイミングを見計らってオマルに座らせ、そのあと排便を繰り返していくうちに、便意を伝えることができるようになります。 糞便が消化管の最後である直腸まで到達すれば、排出するというのが自然でしょう。でも、それをすれば社会人としての生活が成り立ちません。そこで、自分の意思で排便をコントロールしているのです。ですから、脊髄損傷のように、排便中枢から大脳皮質との間の経路が途絶えてしまうと、社会生活が営めなくなることはわかると思います。 #看護学生 #看護師 #看護学生の勉強垢 #看護学生の日常 #看護学生勉強垢 #看護学生あるある #看護学生さんと繋がりたい #看護師あるある #看護師の勉強垢 #看護師さん #看護師さんと繋がりたい #当店オリジナル #大腸 #販売中 #お問い合わせ

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