人体を構成する無機質のうち、比較的多量に存在するものに、カルシウム、リン、カリウム、硫黄、... View this post on Instagram 人体を構成する無機質のうち、比較的多量に存在するものに、カルシウム、リン、カリウム、硫黄、ナトリウム、塩素、マグネシウム、ヨウ素、鉄などがあります。 カルシウム、リン、マグネシウムなどは骨や歯の成分として存在します。カリウム、ナトリウム、カルシウム、リン、塩素などは体液の主要な電解質として存在し、浸透圧の調節やpHの維持に役立っています。硫黄は蛋白質を構成するアミノ酸の成分として、ヨウ素は甲状腺ホルモンの成分として、鉄はヘモグロビン分子の成分として欠かせないものです。 ★放射性物質と放射線のちがい★ 放射性物質は放射線の発生源となる物質で、放射線が細胞に当たると酵素のはたらきを抑えることで細胞の機能を低下させたり、DNAを傷つけ、線量が多ければ細胞は死にます。放射能とは放射性物質が放射線を発生する能力のことです。 ★原発事故後に配布されるヨウ素剤★ 2011年3月11日の東日本大震災後に福島第一原子力発電所では3基の原子炉がメルトダウンする事故が起きました。原子力発電は原子核を人工的に破壊する核分裂反応によってエネルギーを取り出すものなので、事故によりヨウ素、セシウム、プルトニウムなど多くの放射性物質が放出されます。そのなかでもヨウ素は184℃で気体になるため、原発事故では非常に放出されやすいのです。 天然のヨウ素は安定なヨウ素127で、食品中のヨウ素は甲状腺に集められ、甲状腺ホルモンの成分になります。放射性ヨウ素(ヨウ素131)も呼吸や水・食物を通して体内に入ると、ふつうのヨウ素と同じように甲状腺に集まり、崩壊する際に発生する放射線により集中して被爆します。そこで、放射能を持もたないヨウ素を前もって摂取し、体内のヨウ素濃度を上げておくと放射性ヨウ素が取り込まれず、放射線障害を予防・低減することができると言われています。放射性ヨウ素の被曝による甲状腺の障害は、甲状腺の機能が活発な若年者、特に甲状腺の形成過程である乳幼児においてに顕著なのでヨウ素剤の投与は40歳未満の者に対して行われます。 チェルノブイリ原発事故の際にはポーランドで児童にヨウ素剤が配布された反面、チェルノブイリ周辺では配布されず、被害の拡大につながったようです。福島の原発事故でも、ヨウ素剤の配布が地域に偏りがあったようです。 #看護学生 #看護学生の勉強垢 #看護学生ママ #看護学生勉強垢 #看護学生の日常 #看護学生さんと繋がりたい #看護師 #看護師の勉強垢 #看護師国家試験 #看護師国家試験対策 #看護師勉強垢 #看護学校 #無機質 #ミネラル #栄養 #教材 #情報商材 #販売中 #当店オリジナル #お問い合わせ 看護学生の味方★谷口さん(@nursing.student.assignment)がシェアした投稿 - 2018年Dec月1日pm7時01分PST