ビタミンは、体内で全くまたはほとんど合成されないため、食物などから摂取しなければなりません... View this post on Instagram ビタミンは、体内で全くまたはほとんど合成されないため、食物などから摂取しなければなりません。ビタミンのはたらきは、体内における栄養素の代謝に欠かせない酵素の補酵素となったり、大切な生理機能に重要な役割をもっているので、欠乏すると重篤な欠乏症状が現れます。食糧事情がよくなったころ、ビタミン不足による疾患は深刻な問題でした。 ビタミンが発見され始めたころは化学構造もはっきりわからず、発見された順番にA、B、C、というようにアルファベットがつけられてきました。しかし、化学構造がわかってくると、違う名前のものの化学構造が同じであったものは削除されたり、ビタミンB5がニコチン酸であることが判明してビタミンB群からはずしたりしました。必須脂肪酸は物質が特定される前はビタミンFとよばれていました。 ビタミンは化学的な性質から脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに分かれます。脂溶性ビタミンにはビタミンA、D、E、Kが、水溶性ビタミンにはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、C、ニコチン酸、葉酸があります。脂溶性ビタミンは「これだけ(DAKE)にしよう(脂溶)」、と覚えればいいでしょう。 ★酵素と補酵素★ 多くの酵素は補酵素とよばれる非蛋白質でできた有機物と結合して初めて生命維持に不可欠な代謝、すなわち化学反応の触媒として機能することができます。補酵素を除く酵素の蛋白質の部分をアポ酵素といい、これに補酵素が結合して触媒として機能する酵素をホロ酵素といいます。すべての酵素が補酵素を必要とするわけではありませんが、次のような関係が成り立ちます。 アポ酵素 + 補酵素 = ホロ酵素 ですから、補酵素は酵素に車の両輪のような関係にあり、切っても切れない関係にあります。 水溶性ビタミンはこの補酵素としての役割を果たしています。たとえば、アミノ基転移酵素により、グルコースの代謝の過程でつくられるケト酸は別のアミノ酸のアミノ基をもらってアミノ酸になることができます。非必須アミノ酸はこのように体内で糖からつくることができるのです。たとえば、肝機能の指標になるALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)というアミノ基転移酵素により、ケトグルタル酸というケト酸はアラニンというアミノ酸がもっているアミノ基を受け取り、グルタミン酸というアミノ酸になり、アミノ基を失ったアラニンはピルビン酸になります。 アラニン + ケトグルタル酸 ⇔ ケト酸 + ピルビン酸 ALTはアラニンと特異的に認識して結合して反応を触媒しますが、アラニンがもっていたアミノ基を受け取ってケト酸に渡す、つまり実際にアミノ基の運搬を請け負ってやっているのは水溶性ビタミンのビタミンB6です。 #看護学生 #看護学生の勉強垢 #看護学生ママ #看護学生勉強垢 #看護学生さんと繋がりたい #看護師 #看護師の勉強垢 #看護師国家試験 #看護師国家試験 #勉強 #勉強垢 #ビタミン #教材 #販売中 #当店オリジナル #お問い合わせ 看護学生の味方★谷口さん(@nursing.student.assignment)がシェアした投稿 - 2018年Dec月1日am6時02分PST