∵・∴・∵~ナースの明日を輝かす∵・∴・∵・∴・∵・☆★
2008/8/16 013号 輝け00033 Crews!!
★☆∴∴・∵・☆・∵・∴・・☆・・∴・∵・⇒執筆:aye aye☆★
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☆ナースの明日を輝かす★週刊 Nurse Ship
このメールマガジン(Nurse Ship)は、医療という大海原に、ナースの可能性を広げるために創られたものです。
看護師による看護師のためのメルマガを毎週発行!!
是非とも、一緒に自分たちの可能性を広げていきましょう!
現在、Nurse Shipは、「起業」「進学」「臨床」「研究」「留学」「子育て」など特徴を持った乗組員が4名おり、毎週一人ずつ担当させて頂きます。
第13号は、aye aye こと 友滝が担当です!
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お盆真っ只中、みなさまいかがお過ごしですか?
第13号担当のaye ayeこと、友滝は、実家・広島から発行です!
いま話題の映画・ポニョの舞台となったと言われている瀬戸内海の島は、なんと実家の近所なのです!!
そんな束の間の実家帰省を楽しみつつ、Nurseship発行です☆
■□■□■□ INDEX ■□■□■□■□■□
1.末梢静脈カテーテルの交換
2.PECOを使ってみると・・・
3.日々の業務のエビデンス
4.研究デザインを理解する①
―コントロール群って?―
5.あとがき
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1.末梢静脈カテーテルの交換
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2008年8月にBMJという雑誌のonline版で、次のような論文が投稿されました(※)。
「Routine care of peripheral intravenous catheters versu clinically indicated replacement: randomised controll trial」
この論文では、ランダム化比較試験という研究方法を用いて、末梢静脈カテーテルを日々のルーチン業務で交換する群と臨床上交換したほうがよいと判断された場合に交換する群にでは、静脈炎や感染症の発症に違いがあるのかどうか、というのを検証したということです。
その結果、これらの2つの群で静脈炎や感染症を発症した割合に大きな差はなかった、ということでした。
※参考文献
Webster J et al. Routine care of peripheral intravenous catheters versus clinically indicated replacement: randomised controlled trial, BMJ, 2008.
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2.PECOを使ってみると・・・
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aye aye担当の前回号で、PECOという視点での読みかたを紹介させていただきました!
(007号→http://groups.yahoo.co.jp/group/nurseship/message/8)
この論文でも使ってみると、こんなかんじになりました!
P:オーストラリアの3次機能病院に入院する患者に対して
E:末梢静脈カテーテルの交換を、臨床上必要なときに実施すると
C:ルーチンで交換する場合と比べて
O:静脈炎や感染症の発症が減る
論文のアウトラインをかなり簡略化したかんじになりましたが、いかがでしょう?
なんとなく「PECO」の使い方、感覚がつかめそうでしょうか?
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3.日々の業務のエビデンス
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ところで、こういった日々の業務で「これってほんとに意味あるの?」って思うことは、山のようにあると思います。
こういった研究は、分野としては「基礎看護技術」になるのかもしれませんが、基礎看護技術は、今回のように「静脈炎や感染症が減る」といった客観的に測れる指標を用いて、その技術を評価することができる研究課題がたくさんある分野のひとつだと思います。
PECOの「O」(=アウトカム)を定義しやすい、測定しやすいというのは、とくに客観的な視点からの評価を求めたい量的研究にとても馴染みます。
そして実はこの研究の著者の所属は、オーストラリアの臨床看護センターのようです!!
前回号に引き続き、「え!こういった課題でも研究になるんだ?!」って思われた方がいらっしゃったら、答えは「Yes!!」です。
明らかになっていないことを明らかにする、研究の基本ですね☆
そのためには、何が明らかになっているか、何が明らかになっていないのか、まずはそんなところからふだんの業務に関連する文献を読んでみることも、とってもいいと思います!!
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4.研究デザインを理解する①
―コントロール群って?―
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さて、今回紹介した研究は「ランダム化比較試験」という方法を使っていました。
これについて詳しい内容の解説はここでは省略いたしますが、いくつかある中のポイントのひとつが「コントロール群」と呼ばれる群を設けて、「何かと何かを比較する」という「比較試験」を行っているところになります。
この「何かと何かを比較する」ことの意義は、とくに数値を使って評価する研究の特徴のひとつでもありますが、今回得られた結果について、どういう基準で「いい」「悪い」を判断するのか?というところにあります。
例えば、「今回興味がある方法は、少なくても、いま取り組んでいる方法よりもこれくらいよさそうだ」というかんじです。
そしてもうひとつ大事なことは、今回得られた結果は、もし今回の方法を行わなかったとしても同じ結果が得られる、なんてことは起こらなかっただろうか?ということを検討するためでもあります。
ちょっとわかりにくいので、例を挙げてみます。
風邪をひいたので風邪薬を内服したら、2日後に風邪が治りました、となったとき、それは本当に風邪薬が効いたのか、もしかしたら人間の自然治癒能力によって治ったのか、どっちなのかわからないなぁ・・・って思うことありませんか?
そのようなところを評価するために、「コントロール群」というのを設けることになります。
コントロール群という言葉は、量的研究ではよくお目にかかる単語ですので、ちらっと頭の片隅に入れておいてくださいね!
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5.あとがき
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前回投稿の007号に引き続き、今回はPECOを少し織り交ぜてみました。
そして、不定期登場になりますが、今回から「研究デザインを理解する」シリーズを始めることにしました。
できるだけ難しい言葉を使わず、かつ、大事なことを伝えるには?というのが私の永遠のテーマのひとつでもあります☆
さて、先月の下旬にちびっこたちのキャンプの同行に北海道へ行ってきました!
夏の北海道は初めてだったのですが、「北の大地!!!」この一言につきました。
宿泊の牧場へ行く途中に、「北の国から」のロケ地を見たり・・・牧場では乳しぼり体験や早朝起床の牛舎の掃除、あとはみんなで牧場でひたすら遊んでました(笑)
こんな堅いメルマガの裏では、こんな私です♪
これからも、どうぞよろしくお願いいたします!!
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