少し前のことなのですが。
東京で開催されるセミナーの講師の依頼をいただいたのです。
でも、どういうわけか乗り気がしなくて、
「東京に行くのは避けたいんですけど」
とお返事しました。
ところが、先方としては、
「大阪→東京ではなく、やはり、東京→大阪の順番でないと…」
と仰って。
う~ん…嫌だけど(とんでもないことが起こるから)、まぁ、仰っている意味も理解できましたので、お引き受けしました。
ありすの場合、扱うテーマに寄っては、とんでもないことになります。
それは、大学教授をやっていた頃から同様で、例えて言うならば、「本質に迫ると嵐が起こる」という感じです。
そして、東京へ向かう朝、最寄り駅の改札を入ると、何か雰囲気がオカシイ…。
居ないはずの高校生達がいるのはなぜ?
なんと、人身事故で電車が遅れ始めていたのです。
「あ…これ、ヤバい現象の始まり…ってやつ。帰りたい」
と思いましたので、先方に、
「人身事故で電車が来ないので、開演に間に合わないと思います。オンラインに切り替えてもらえないでしょうか?」
と連絡をしてみたのですが、
「30分や1時間は場を繋ぎます。何とか来ていただけませんか? 皆さん、先生に会いたいから脚を運んでくださるんです」
というお返事でした。
う~ん。
そう言われると弱いと言うか、有難いお言葉ですので、行かないとねぇ、やはり…と思い直して、車で20分ほどかかるJRの駅へ移動しようとしたら、すごい渋滞・・・。
か、帰りたい・・・けれど、行かねば・・・
ということで、やっと、JRの駅に到着して、快速列車の指定席を自販機で購入したら、最後の1席だったようで。でも、対面席。
対面席かぁ…。それは、シェディングがマズい・・・と言うか、それ以前に、向かい席に座った方が、整髪料や香水なんか付けておられたら、新幹線のホームに到着する前に倒れてしまいます。(←化学物質過敏症)
そのため、自由席のチケットに交換して貰おうと思い、みどりの窓口に行きました。
指定席から自由席への交換をお願いしたところ、駅員さん曰く、
「交換はしますけれど、この列車、満員ですので、今の席を手放すと、タッチの差で乗れるかどうか保証できなくなりますけど、いいです?」
とのことで。
「よくないです、急いでます。そのままで結構です、すみません。あ…、東京までの新幹線のチケットもここで買わせてください」
ということで、そのJRの快速列車の到着に合わせて、十分に時間の余裕を持たせて、駅員さんが、新幹線のチケットを取ってくださいました。
そして、JRの快速列車で、マスクをしたオジサンと向かい合って、1時間。
(咳をする際にマスクを外すな。マスクの使い方、オカシイんちゃうか?)
やっと、新幹線のホーム。
でも、乗車予定の「のぞみ」の号数が表示され・・・ない。
乗り遅れたの? と思って、チケットを何度も見直すけれど、時間は間違ってないんですね。ホームも間違っていないし。
そしたら、そのうち、アナウンスが・・・
「のぞみ〇号は、京都で車輛に不具合が発生し、運行を取りやめました」
とのこと。
東京が「来るな」と言ってるぅ…の図
先方に連絡して、
「あの~…帰っていいです? 乗車予定の新幹線が運行取りやめだそうです」
と言ってみたところ、
「試練がスゴイな。」
というお返事。(おぃっ! だから最初に言っただろー。東京は嫌だとー)
・・・それで、とにかく一番早く東京に着く新幹線はどれやねん?! と探しまして、それに乗車して東京へ向かい、セミナー会場へは30分の遅刻で到着。
先方のお方が、
「大したもんです、先生。人身事故に始まり新幹線の運行取りやめで30分遅れなんて、素晴らしい!!」
と褒めてくださいました。
褒め上手な彼に乾杯(完敗)!の図(牛乳でか?)
それで・・・ですね、
大遅刻をお客様にお詫びして、冷や汗乾かぬままに3時間もしゃべって(よ~しゃべるわ)、何とかセミナーは終了しました。
そして、その後、別の講演のご依頼も頂戴したところ、以下の記載が。
「9月13日(金) 東京会場 よろしくお願い申し上げます」
その曜日設定は嫌すぎる…の図