昨日2018年8月28日の日経メディカルの記事に、神戸アイセンター眼科主治医である理化学研究所 網膜再生医療研究開発プロジェクト プロジェクトリーダーの高橋政代先生の記事が載っていました。
(医療者は会員登録すれば無料で記事全文が読めるようです。)
著作権の関係で記事全文は引用出来ませんが、記事の中で
網膜変性疾患に対する視細胞移植も20年来開発してきて、いよいよ来年ヒトでできるかどうかまで来ました。視細胞はばらばらでは機能しないので、三次元培養によって作製された立体構造の網膜シートを用いた視細胞移植を計画しています。
とのこと。
いよいよですね!!
この立体構造の網膜を再生する技術がとてつもなく難しいものと言われてきました。
治療法がない難病も、あと10年、おそらく20年後には、私たちが経験してきた辛い苦しい想いをしなくてすむ時代になる。
ただ、そういう現実を知らないひとがまだまだ沢山いる。
知ることで可能性は無限に広がるのに…。
15年前、JRPSの医療講演で高橋先生の講演をお聴きした時に、15年後、20年後には確実に治せるまたは進行を食い止められる世の中になると言っておられ、職人的な経験値プラス根拠のあることばに、過大な期待ではなく
絶対そうなるだろうなと感じました。
子どもがいて、その子に遺伝するかもしれないと宣告されて、苦しかったけれど、この時に、『あ、子どもたちの時代には大丈夫。』
そう思えたあの時から私のネガティブな感情がすっかり消えてしまいました。
高橋先生、本当にスゴイひとだと思います。