続きです。
しばらくは麻酔が効いていたので、起きたり寝たりしていたのですが、明け方様子を見にきた先生と少し話をすることができました。
そこで初めて、子宮破裂を起こしていたことを知りました。破裂場所は、やはりあのとき鋭い痛みが走った左下腹部だったそうです。多量に出血しており、動脈も損傷していたそうでなかなか止血できず、子宮摘出せざるを得なかったと聞かされました。輸血もかなりの量に及んでおり、最終的な出血量は4000mlを超えていました。
先生「大変な手術でしたが、頑張りましたね」
私「ありがとうございました。あの、赤ちゃんは・・・?」
先生「赤ちゃんのことは、我々より病院に付き添った旦那さんのほうが状態をよくわかっていると思います。いまは手術も終わったばかりですから、とりあえず身体を休めましょう。」
私「・・・わかりました」
先生の様子で、子どもの状態があまり良くないことは気づきました。起きてしまったことはしょうがないという気持ちになりながらも、やはり不安で仕方ありません。
そもそも赤ちゃんは生きているんだろうか、生きていたとしても、思い障害が残るんじゃないだろうか・・・そんなことを考えながら、私はまたいつの間にか眠っていました。