続きです。

 

点滴3日目の16時40分頃、内診(激痛)の結果を伝えるために夫にLINEをしました。携帯をテーブルに置いて、しばらく痛みに耐えていると、助産師さんがやってきて「どうですか?」と聞いてくれました。

 

私「変わりないですねー・・・(痛いけどいきみたい感じにはならない)」

助産師さん「じゃあ、また量を上げますね」

私「はい・・・(もうこれ以上痛いの無理・・・)」

 

そんなやり取りをしていると、突然左下腹部がつるような、鋭い痛みを感じました。

 

私「いた・・・っ!!」

 

あまりの激痛で、身体が自然にこわばります。その様子を見て、助産師さんが肩の力抜いて~ゆっくり呼吸して~と声をかけてくれました。力を抜こうと努力しましたが、できないんです。

 

このとき、胎児心拍数が低下したようです。モニターを見ていたと思しき他の助産師さんたちが3人くらいやってきました。そして、すぐに先生も。

 

助産師さん「ちょっと左向いてみよう、体制変えるとよくなることがあるから」

 

そう言われて、サポートしてもらいながら左を向きましたが、

 

先生「(胎児の)心拍戻らないね、破膜しよう、オペ室に連絡」

私「(内診痛いじゃん、嫌だな。このままオペか、何があったのかな、赤ちゃん大丈夫かな)」

 

すぐに上を向いて先生が内診をします。かなり奥のほうに手を突っ込んでいるのがわかりましたが、驚くことにあの内診の痛みを全く感じませんでした。先生が慌てた様子で破膜すると、

 

先生「血性羊水!これ早剥だろ、グレードAでオペ室と家族に連絡!」

 

わらわらと助産師さんがやってきて、すぐにストレッチャーに移され、すごい勢いで手術室に運ばれます。左下腹部の激痛を感じてから手術室入室までは、体感で5分~10分だったと思います。

 

私「(早剥か・・・まさか自分が)」

 

このとき、私は意識ははっきりしていましたが、陣痛は消失していました。左下腹部のつるような鋭い痛みも、もうありませんでした。