松山です。
だいぶ遅くなってしまいましたが、看護面接の極意②について書きます。
これはあまり面接指導でも言われることが少ないらしいのですが、当たり前ですが自分自身を印象よく伝えるということが大切です。
ただ印象良くといっても漠然としていて、どうしてよいか分からないと思います。
そこで私は面接指導の際、よく2つの切り口について話します。
それは、強さと優しさです。
どういうことかというと、強さと優しさのバランスが取れている人は、魅力的だということです。
優しさに関しては、協調性と言い換えてもよいかもしれません。
特に看護師という仕事の特性上、そして何よりも看護専門学校や看護大学で学業や実習をこなしていくためには、大変な勉強やレポートに折れない心の強さ、同級生とチームで物事をこなしていく協調性、実習中患者さんや実習指導者とコミュニケーションを取っていく力が必要です。
その辺りが、問題なくこなせる人材かどうかを面接官は見ているわけです。
受験生の皆さんは、今までの人生で培ってきた特性があります。
それは、自然と自分の話し方、顔の表情に現れてくるものです。
意識する点は、自然と強い印象を持たれる方は、芯の強さをアピールする長所は必要ないということです。それよりも人との協調性やコミュニケーションをアピールする長所を前面に押し出すべきなのです。
逆に優しい印象を持たれる方は、人との協調性よりも芯の強さ、気持ちの強さ、行動力などをアピールする志望動機や長所を前面に出して勝負を掛ける。
そのようにして、強さと優しさのバランスを取る。
一般企業では尖っている人材、特性のある人材が好まれるケースがありますが、
看護業界においてはこのバランス感覚が重要だと思います。
つまり万人に共通する面接必勝の言葉なんてないということです。
まずは自分の印象を知るところから、考えるところからスタートする。
そうすると、自分は何をアピールしなければいけないかが見えてくるはずです。