おはようございます。
看護系学校受験アドバイザーの松山です。
本日は13日の記事で、医療事故に繋がる「ヒヤリハット」についての記事を紹介します。
医師向けに調査会社が「ヒヤリハット」についてのアンケートを取ったところ、「薬剤の処方・投与」が最も多く、次に「患者の転倒・転落」が多かったとのこと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111213-00000002-cbn-soci
薬剤の処方・投与に関しては、特に昨今増えているのが以下2つの問題点。
①1つ目は「後発医薬品」のブランド名がややこしいこと。
例えば、降圧剤ノルバスク(5mg)1錠を処方しようとした医師が、抗がん剤ノルバデックス(20mg)1錠をノルバスクの後発品だと思い込んで処方した事例などが挙げられます。
最近発売された後発品の名称は、『一般名・剤型・含量・会社名』とするよう統一されているが、以前に発売された後発品についてもこのように統一することで、事故防止できるという意見もあります。
②2つ目は「電子カルテ」の普及によるミス。
「前の患者のカルテ 画面のまま入力した」「似た名前の薬剤を押してしまった」「投与量を間違えた」など電子化ならではの問題点が浮き彫りになっています。
対策としては、電子カルテシステムを活かした対策が挙げられます。例えば、「間違えそうな薬剤」「明らかにおかしい投与量」に関しては注意喚起されるようなメッセージを表記すること。
ただそれだけでは限界があるので、やはり医師、看護師、薬剤師などの医療職種間での患者情報の共有が欠かせません。相互にミスをチェックする風土、仕組み作りが重要です。
また改めて「患者の転倒・転落」については書こうと思っております。