今日のシフトはおそらく今までで1、2を争うくらい最悪なシフトでした
昨日、白血病で入院してきたDさんは、長期のステロイド治療で血糖値がとんでもなく高い数字になっていました。
通常は125mg/dL以下が正常と言われていますが、彼が入院してきたときは600を超えていました。
それですぐに点滴による継続的なインスリン投与がオーダーされたのです。
この点滴によるインスリン投与、毎時間ごとに患者さんの血糖値をチェックして、その血糖値によってインスリン量を調節していきます。
ちなみに血糖値をチェックするときは指先を小さい針で刺して、微量の血液で測定します。
こんな感じです。
通常、継続的な点滴のインスリン投与をすると、血糖値はだんだん下がってくるものです。
Dさんの場合は血糖値がとても高かったのと、インスリンに対して耐性があったようで血糖値がなかなか下がりませんでした
そのためDさんの血糖値を30分おきにチェックしなければなりませんでした。
それが何と一晩中続いたのです
しかもDさん、シフト後すぐに胸の痛みを訴えてきたために直ちにEKGやX-rayなどをしたのですが、後から送った血液検査では心筋梗塞の兆候もみられたのでモニターをつけて常にチェックしていなければなりませんでした。
しかし血糖値を30分おきにチェックする場合(その都度、インスリンの量も血糖値に合わせて調節します)、大抵2-3時間で血糖値も落ち着いてきてくるものなんですが、、、Dさんの場合は全然違いました。
こちらがビックリするくらいの量のインスリン投与でも血糖値は一向に下がりません
それでも何時間か経ってから、少しずつ血糖値が下降してきましたが、それでも30分毎のチェックは続きました。
そして彼の別の疾患で血液検査も6時間ごとに行っていたのですが、同じシフト中にDさんに輸血を2回もしなければなりませんでした。
結論を言うと、DさんのケアはICU並みに忙しかったです。
(本来はDさんはICUにいるべきだったのです。でもそのときはドクターがそれを認めてくれませんでした。)
しかも私にとってはDさんだけがケアしている患者ではありません。
そのとき私にはコロナ感染の患者さんも受け持っていました。
(その患者さんは、もちろんコロナ感染のためよりもガンの治療のために入院していたのです)
その患者さんの病室に入るたびに、フィルターのついたヘルメットのような防護服を着用しなければならず、それだけでも時間がかかりました
そうこうしているうちに、Dさんの血糖値チェックの30分は、すぐやってきます。
その間に他の患者さんたちのケアを何とか済ませて、またDさんのベッドサイドに駆け付けなければならない状態でした。
Dさんのケアは本当に忙しかったけれど、だからと言って他の患者さんたちのケアをおろそかにはしたくない、とそればかり考えていました。
でも私は一人だけ。
やはり一人でできることに限度があります
シフト中、とにかく走り回っていて、少しでも座って落ち着く時間すらありませんでした。
そして肝心のDさん、頻繁な血糖値チェックでものすごく不機嫌になっていました。
それもそうですよね。
30分ごとにDさんは指を刺されるのですから(しかも輸血に、心臓疾患のケアに、とにかくDさんのベッドサイドにつきっきりでした)、もちろんその間Dさんは落ち着いて眠ることができないし、夜が明ける頃には彼のストレスレベルは最高潮に達していました
(
まさにこの絵文字が表しているレベル)
そしてそんなDさんをケアする側も申し訳ない気持ちだったし、毎回ベッドサイドへ行くのが心の中では苦痛になってしまいました。
他のナースたちも、あまりにも忙しい私に対してヘルプしてくれようとしましたが、彼女たちも抱えている患者さんたちがいるので、そうそう毎回ヘルプを頼むのも気が引けてしまいます。
そんなわけで今朝はシフトが終わる頃には、心身的にグッタリしてしまいました
こんな気持ちで家には帰りたくないと思い、思わず友達に連絡することに
彼女は私と同じ病院で働いていたのですが、長年働いてから数年前に退職しました。
私にとってはメンターのような存在です。
すると彼女からすぐに返事が
「ちょうど2週間前にワクチンを受けたから、これから会おう」
と言ってくれました。
実は最近こちらのレストランは、店内飲食禁止でテイクアウトのみOKとなってしまいました。
それで友達がレストランでテイクアウトしてくれて、そのまま公園へ行くことにしました
これ、私はこのたび初めて食べたのですがモンテクリストというワッフルです。
テイクアウトだったので、移動中に箱が動いてしまって盛り付けがちょっと崩れてしまいましたが。
そのため写真だけ見ると、何?と思ってしまいますね、笑。
(ちなみにこれは同じものですが)レストラン内でサーブされるとこんな感じででてくるそうです。
クリスピーなワッフルに、ローストされたターキーとハム、チーズが挟まっていて、何とその上にストロベリージャム () が乗っているのです。
最初聞いたとき、何てユニークな組み合わせ本当に美味しいのかな
と正直思いました。
でも友達のお勧めで半信半疑で食べてみたのですが、、、これが非常に美味しかったです。
Sweet (甘いもの) とSavory (しょっぱいもの) のコンビネーションが絶妙でした
このレストランにはチキン&ワッフルというものあるのですが、文字通りワッフルの上にから揚げのチキンが乗っています。
そこにメイプルバターかシロップをつけて食べるというもの。
きっと初めて食べる人は「え」と思ってしまう代物ですが、これが結構癖になります。
(もちろんカロリーは高いです😅)
このレストランのお勧めのラベンダー・バニラのラッテ。
ほのかにラベンダーの香りがして、これも美味しかったです。
心身共に疲れ切っていた私に、と彼女がこのブレックファストをご馳走してくれました
美味しいものを食べたら元気がでましたし(単純、笑)、なによりも友達といろいろ話せて、とても良かったです。
落ち込むとき、話を聞いてもらうだけでラクになることってありますよね。
彼女は30年間以上もナースとして働いていたのですが、経験豊かな彼女からはいつも学ぶことが多いです。
帰りに彼女からカリフォルニアに住んでいる叔母から送ってもらったというレモンをいくつかおみやげにもらいました。
ものすごく大きくて、最初見たとき「黄色のオレンジ」かと思いました😂
左がWalmartで買ってきたレモンですが、一緒に置いて比べてみました
大きさの違いが一目瞭然ですね
明日からはお休みです👍
とりあえず予定は無しで、のんびり過ごそうと思います