家の中でキャンプ

今回のウインターストームは私たちの住む地域にもかなりの被害をもたらしました

やはり一番大きかった被害と言えば、停電です。

今回の天候では雪が降った後にFreezing rainと呼ばれる凍った雨も降りました。

その後、木々も氷に覆われたような状態になってしまいました。こんな感じになりました

観ている分にはとても綺麗だったのですけどね、、、　

しかし木にとっては、たまったものではありませんね

その覆われた氷の重みで木の枝が折れ曲がったり、木によっては真っ二つに割れてしまったものもあったりして、それによって近くの電線にもかなりダメージがあったようです

この日はちょうど仕事が休みだったので、地域でどのくらいのダメージがでているのかチェックするためにドライブすることにしました

まずはお気に入りのコーヒーショップでラッテを頼みました

最近オーダーするのはCaramelizerというラッテで、いつも熱くしてもらって、甘さも控えめにして作ってもらうのが自分にはちょうど良い感じです

寒い日はやはり熱い飲み物が美味しいです

既に雪も、木に被さった氷もすべて溶けていましたが、ストームが残した爪痕は本当に悲惨なものでした

例えば、この木は幹の方から折れてしまって、木の半分が道路側に倒れてしまっています。

こんな感じで、折れ曲がった木が完全に道路を塞いでいる状態でした。

また他の地域では、大きな木（oak treeと呼ばれる木です）が真っ二つに割れてしまっていました。

この写真にはすべて収まらなかったのですが、二つに裂けた木が家を境にして左右に倒れています。

この家主の人は、木が家の上に倒れなかったことにホッとしていることだと思います

こんな感じであちらこちらで木が倒れている状態なので、停電の復旧作業に加えて、倒れた木々の清掃作業など、今後街はすること山積みです

今回の停電では、影響を受けている世帯があまりにも広範囲に渡るため、他の州からも作業員に応援に来てもらって徹夜で作業にあたっていると聞きました。本当にお疲れ様です

我が家でも、今回の停電は２日間半ほど続きました。

他の地域は４日間とか、更に長期に渡って停電になっているところもあるようで、本当に大変だと思います。

幸いなことに、我が家ではガスストーブを使っているので、停電中でも料理はすることができました。

またシャワーも天然ガスを使っているので、熱いシャワーを使うことができたのはとてもラッキーなことだったと思います。

近所では、発電機を使って冷蔵庫の電源を切らないようにしている人たちもいました。

我が家では発電機は持っていないので、冷蔵庫のものはクーラーボックスへすべて移し替えましたが、このクーラーに入れる氷を買い求めるのが大変でした。

みんな同じことを考えているので、どこのお店に言っても氷が売り切れていたのです

そしてクーラーの大きさも限られているので、入りきらなかったものは残念ですが破棄することになりました

ちなみにこの発電機を（家の）地下室で使っていた人が一酸化炭素中毒で死亡する、という事故も起きました。

発電機は換気のできる外で使うべきですね。

ちなみに息子は停電の２日間はSubwayでアルバイトをしていました

停電でおうちでご飯を作れないので、ファストフードを買いに来る人が多く、急遽マネージャーから「手伝ってくれないか？」と連絡が来たのです。

お客さんによっては、「こんな停電のときに働いてくれてありがとう」とチップをはずんでくれる優しい人たちもいたそうで、、息子は仕事できることを喜んでいました

さて最後に私たちが停電中にしたことを、ちょっとご紹介します

停電中に活躍したのは、やはり暖炉です

ちょうど豆とハムが残っていたので、ダンナが簡単なスープを作ってくれました

暖炉の前に日本で買った座椅子を置き、そこにランタンを灯して読書をしたりして過ごしました

なんだか家の中でキャンプしているような感じでした

iPhoneもなかなか充電できないので使わなかったのですが、インターネットから離れて過ごす時間もたまには良いものだなぁ、と思いました。

でも今は電気が復旧して本当に良かったです

日ごろ当たり前に使っている電気なんですが、いざ使えないと今更ながらいろんな不便さを思い知らされます