悪天候での仕事 患者さんへサプライズ

今週末に到来すると言われたウインターストームは、想像以上の結果となりました

雪が積もったと思ったら、今度は雨が降って道路は完全な凍結状態となりました

そして少し経つと、また雪が降る、、、という繰り返しで、とてもじゃないけれど家には帰れない状態となりました

今回はダンナが雪道の運転に不慣れな私を病院まで送ってくれたのですが、実は同僚が病院から遠く離れた場所に住んでいる私を心配してくれて

「良かったら、仕事が終わったらウチに泊まっていけばいいわ。」

と親切にも言ってくれたのです。

それで今回は彼女の言葉に甘えて、そのままおうちに泊まらせてもらうことにしました

私もその同僚も同じ夜勤で働いているのですが、その週は彼女とまるっきり同じ３日間のシフトだったので本当に良いタイミングでした。

朝シフトが終わった後、彼女のご主人が私たちを病院まで迎えに来てくれて、朝ごはんも作ってくれました。

そして彼女のご主人が私のためにベッドを用意してくれましたが、

Chloeはきっと（自分の）家族のことを恋しくなるだろうと思って、ベッドの上にテディーベアのぬいぐるみを置いておいたよ、

と冗談まじりに言っていたのですが、ベッドルームに行ってみたら本当にテディーベアのぬいぐるみがベッドの上に置いてありました、笑。

そして夕方になると、彼女のご主人がまた私たちのディナーを作ってくれて、それからまた私たちを病院まで送ってくれました

写真では普通の雪道のように見えますが、実は道路はかなり凍結していました。

そのため速度を落としてゆっくり運転しなければなりませんでした。

でも中にはこんな状態でも結構スピードを出している車なんかもいて、そのうち他の車とぶつかって事故になるのでは？とこちらがハラハラするような運転をしているドライバーも（たまにですが）いました。

週末でしかもこの天候だったので、あいにく車の数は少なかったのは良かったです。

しかし、この状態で雪道にはまって抜け出せなくなっている車もちらほら見かけました。

さて病院では、この天候で家へ帰れない従業員のために寝る場所を提供してくれることになりました。

（幸い私は親切な同僚のおかげで、その必要はなくなりましたが）前回のブログでは、病院側がどのような場所を用意してくれたかを書きました。

しかし今回はコロナのため、近くのモーテルを貸し切って個室を用意してくれたようです

あいにく病院は天候のせいで来られなかったスタッフもいたので人手が足りず、休日返上で働いてくれる人たちを常に募集していました。

このような人手不足の場合はスタッフ全員に一応テキストが来るのですが、今回のテキストには

「今回働いてくれる人は時給が２倍になります」

とありました。

私は既にスケジュールがその日に働くように決まっていたので、その恩恵は受けられませんでしたが、休日返上で働いてくれる人には２倍の時給が支払われるのです。

それで結構来てくれる人たちがいたので、人手不足はまぬがれました

仕事中も患者さんたちから「今日は外の天気どうだった？通勤大丈夫だった？」とよく聞かれました。

天候が悪いことは皆知っていたので、通勤などを心配してくれる患者さんが多かったです

そしてその週、実は私の受け持った患者さんの一人で入院中に誕生日を迎える人がいました

彼の誕生日は２月１３日、ちょうどバレンタインデーの前日でした。

この患者さんは慢性の痛みがあって、その日も２時間ごとに点滴の痛み止めを打たないといけない状態だったのです。

そして彼の誕生日の１３日になり、夜中の一時でしたが、またその患者さんのところへ痛み止めを打ちに行かなければならなかったので、他のナースたちやアシスタントの人たちに彼の病室へ一緒に行ってバースデーソングをみんなで歌ってくれないかとお願いしました。

そしたらみんなが

「I'm in (もちろん）」

とすぐに快諾してくれて、夜中の一時にもかかわらず、その患者さんの病室へ行ってバースデーソングを大合唱しました

患者さんは、みんなぞろぞろと病室へ入ってくるのを見て、最初は「一体何ごと」と驚いたような顔をしていましたが（笑）、歌を歌いだしたら、たちまち笑顔になってくれたので良かったです

ただその日、ドクターのオーダーで、その患者さんは水などのクリアな飲み物しか飲むことしか許可されていませんでした。

後から患者さんが、

「誕生日を祝ってくれてありがとう。これでバースデーケーキとアイスクリームが食べられれば最高なんだけどなぁ～、なんてね」

’(アメリカではバースデーケーキにアイスクリームを添えて食べることが多いのです）

と冗談交じりに言って笑っていたのですが、、、

私もそれは同感でした

そしたら翌日、彼のドクターが彼の食事についてのオーダーを変えてくれたのですが、そこには追加で

BIRTHDAY CAKE OK （バースデ―ケーキは食べてもよい）と書かれてあったので、思わず笑ってしまいました。

それで彼の誕生日、患者さんは希望通りにバースデーケーキ（アイスクリームも）食べることができました

心配していた吐き気も起こらずに食べることができたので、安心しました

さて同僚の家に泊まらせてもらったのですが、次の日も天候は良くならず、結局彼女の家にまた泊まらせてもらうことになりました。

しかし私の判断ミスでスクラブを１セットしかもってきておらず、翌日着るものがなかったので、彼女に洗濯までしてもらうこととなりました

この同僚（とそのご主人）には本当にお世話になったので、今はお返しを何にしようかいろいろと考えています、、、

そして３日後の日曜日、ようやくダンナが息子と一緒に迎えに来てくれました

家に帰ったらバレンタインデーのバルーンが飾られてありました。

その日はちょうどバレンタインデーでした

家に帰ったら、やはり今までの疲れが一気に出てしまい、その後すぐに爆睡してしまいました

翌朝遅くに置きましたが、うちのダンナが言うには、私は１７時間近くも寝ていたそうです

その間なんと一回も起きることがありませんでした

同僚の家に泊まらせてもらっていた時は、とても居心地は良かったのですが、ほとんど眠ることができませんでした、、、

それできっと疲れていたのだと思います。しかし１７時間とは、、、自分の中では新記録達成です、笑。

そして家に着いてから知ったのですが、実は我が家も含めてその地域で大規模な停電が起こっていました

私たが家に帰ってきたときは、もう停電が続いて2日めの状態でした。

この停電、実は今までで経験したことないほど長く続いたのですが、次回はこのことについて少し書きたいと思います。

実はこのブログを書いている今、電気も無事復旧しております。

停電がしばらく続いたため、ブログを書いたり他のブロガーさんたちのブログを覗くことができませんでした。

いただいたコメントのお返事もこれから書かせていただきます、ありがとうございます

まだ停電が続いている家庭も多いようですが、一日でも早く復旧しますように