私はいつも通勤に一時間ほどかかるので、運転中リムジン後ろリムジン前にはポッドキャストを聴くことが多いです時計
 
私が最近よく聴いているのがDatelineポッドキャストなのですが、犯罪ミステリーを扱ったものが多くて、時間もだいたい通勤時間と同じ一時間くらいなので私にとってはちょうど良い長さですグッド!
通勤している間に事件の真相が分かるようになっています(逆に未解決事件などは、聞いた後はスッキリしませんがえーん
 
それでこの前聴いたエピソードでとてもおもしろい(もちろん犯罪事件なので、、、’おもしろい’という感想もどうかと思われるかもしれませんが)ものがあったので是非、紹介させてもらいたいと思いましたニコ
 
 
これは2年前に放送されたエピソードでThe Thing about Pamというタイトルです。
 
本当はリンクを載せられれば一番良いのですが、残念ながらポッドキャスト自体はアプリなので無理でしたあせる
興味のある方は、Podcasts のアプリをダウンロードしてDateline NBCで検索していただくとすぐ見つかりますニコ下矢印
 
このエピソードがなぜ「おもしろい」のかというと、この事件に登場するPamという女性がいるのですが、とにかくものすごい悪知恵の働く人間で、同時に人はここまで冷酷になれるのか、と正直驚いたからです。
(いや、だからこそ犯罪も平気で犯せるのでしょうね。)
 
 
ここからは少しネタばれなのですが(最初だけで、結末までは話しませんので安心してくださいニコ)、、、
 
事件はRussという男性が家に帰った時、居間に倒れている妻(Betsy) を発見することから始まります。
Betsyは既に血の海に倒れていて、彼女の首にはナイフが突き立てられてありました、、、
 
彼はすぐに911に電話をしますが、既にBetsyは亡くなっていました。
 
その後、Russは警察で事情徴収をされますが、彼がものすごく動揺していたこと(これは当たり前ですよね)、そして警察が彼にBetsyの死因を尋ねたとき、Russが「おそらく自殺だと思います。」と言ってしまったことで、ますます警察の不信感を煽ってしまいます。
実はBetsy50回以上身体を刺されて亡くなっていたのです。
自殺する人が自身を50回も刺せるはずはありません滝汗
 
しかもジュエリーなどの宝石類、お金などは何も盗られていませんでした。
 
そのため怨恨のせいでBetsyは殺されたのだと警察は考えていました。
 
そんなとき、Betsyの「友達」であるPamという女性が、警察にRussについての不利な証言をしたのです。
Betsyが家庭内暴力を受けていたこと、Betsyが実はRussと別れたいと思っていたことなど、、、当時、警察は彼女の証言を信じていました。
実はBetsyステージ4の乳がんにかかっていて、癌はすでに身体中に転移している状態でもあったのです。
 
2人は当時、同じ保険会社に勤めていて、そこから仲良くなったようでした。
 
 
ところがBetsyが死亡する何日か前のことです。
 
実はBetsyの生命保険の受取人が、なんとPamの名前に書き換えていたことが判明しました。
 
Pamが話すところによると、病気などで自分の将来を心配していたBetsyに、もし彼女に何かあったら自分(Pamです)がその保険金を管理して、将来彼女の子供たち(BetsyにはRussと結婚する前に、すでに連れ子の女の子が2人いました。)に渡すから信用して、Betsyに約束させ、受け取り人を自分に変えさせていたのでした。
 
 
と、こんな感じでこのストーリーは展開していきます。
 
実はこの事件に関してお話ししたかったのは、その後、容疑者となったRussは逮捕されてしまい裁判が始まるのですが、彼は無罪を主張し不動のアリバイがあったにも関わらず、そのまま「有罪」になってしまうのです。
 
その一番の理由は何故かというと、実はその事件を担当した女性の判事が、彼女の独断と偏見Russを既に犯人と決めつけてしまい、裁判場にいた陪審員たちにRuss (被告側) を援護する弁護士 (Defense attorney) の主張を聞かせることを許可しなかったのです。
 
そのためRussは、この不公平な裁判のおかげで刑務所で過ごすことになってしまいました。
 
私は、当時その裁判を受け持った判事の「その後」について調べてみました。
実は彼女はこの事件の他にも、他の事件でもやはり正当性に欠ける判断をしたから、という理由で6か月間の無給休職という処罰を与えられていました。
この判事は、弁護士時代に犯罪事件を一つも扱ったことのないまま判事に任命されていたのです。
(現在は、彼女を判事のポジションから外す署名運動もされているようです)
 
 
話は変わり、実はRussが有罪になった後のPamの態度は一変します。
受け取ったBetsyの保険金を最初は彼女の子供たちのアカウントに入れていたのですが、Russが刑務所に入った途端にすべてのお金を自分のアカウントへまた移してしまいますガーン
 
 
この後、彼女の悪の本性発揮で事件はまだまだ続くのですが、とにかく目が(この場合は、耳がニコ)離せない展開になりますビックリマーク
 
 
ちなみにインターネットでPamマグショットを見るとどれもSmirkな表情をしているのが分かります。
Smirkとは、結構ネガティブな意味があって、薄ら笑いとか意地の悪い笑みと言った意味があるのですが、彼女の性格をそのまま表しているようです。



これはグリンチのSmirk😂😂
 
 
キラキラキラキラ
少し話は逸れますが、Datelineの名物ナレーターのKeith Morrison下矢印の話し方がとても好きです。
おそらくこの人に昔話しなんかを語らせたら最高だと思います。
 
彼の話し方はとてもユニークなので、よくSNL(Saturday Night Live)などで、物まねもされましたニコ下矢印
 
よくKeithの特徴をつかんでいて、聞くたびにお腹を抱えて笑ってしまいます笑い泣き
 
 
熊しっぽ熊からだ熊からだ熊からだ熊あたま
 
 
さて私は小さいころから興味のあるのは推理小説などの類だったんですが、もしかしたらこれは父の影響があったのかもしれません。
 
亡き父は42年間、警察官をしていました。
 
やはり父も職業柄なのか分かりませんが、推理小説や犯罪小説などをよく読んでいました。
 
父の仕事は本当に大変そうで(どんな仕事もそうですね)、大きな事件があったときなんかは署内に泊まり込みで、翌朝憔悴した顔で家に帰ってくることが多かったです。
 
私が幼い頃なんかは、よく夜中に試験勉強(?)だったのか机に向かって、何やら難しい本を読んでいた父のことを思い出します。
 
当時幼かった私は、その父にブラックコーヒーを作って持くのが私の「役目」でした。
と言っても、当時私が作ったのはインスタントのコーヒーをお湯で溶かただけのものでしたが、父はそのコーヒーを美味しいと言って飲んでくれました。
 
父はおそらく仕事でたくさんのストレスもあったのでしょう。
タバコをよく吸っていたのですが、歳を取り、さすがに健康を気にしはじめたのかやがて禁煙するようになりました。
しかし退職してまもなく長年の喫煙の影響もあったのだと思いますが、、、脳卒中で倒れてしまいました。
 
 
ちなみに私はいまだにブラックコーヒーは飲めません。